日曜夕方に上大岡で用事があったので、その前の時間を利用して近くにある久良岐公園へ。改めて横浜は台地と谷が複雑に入り組んでできているのだなぁ、と実感しました。
上大岡駅のほぼ真東側の台地の上にある久良岐公園。
地形的には三浦丘陵へつながる多摩丘陵と下末吉台地の盛り上がりを大岡川などの川が削り込んだ残りの部分、という感じなので、海側からも上大岡側からも結構な高低差を持つ高台になります。
行きはバスを使って東側から。中学校近くから緩やかな上り坂を登っていくと、なんとなくどこが入口なのかははっきりしないけれど、森が深くなったので、多分ここが公園入口。そのまま森の中の尾根筋の様な遊歩道を暫く歩いた先にある急な石段を下りていくと、池と梅林がある小さな盆地の様な場所に到着。全体が掴みきれていないのですが、どうやらここは単なる台地の上の公園ではなく、一旦池まわりを中心に落ち込んでいたり、微妙に尾根筋、谷筋た入り組む福場綱地形をしている様。
他にも桜林やグラウンドがあったり、能楽堂があったりするので、てっきり昔の殿様か名士の旧家、園庭あたりを横浜市が引き取って…と思ったら、宅地造成や区画整理にあわせて切り開いたり谷を埋めたりして作られたのだそう(こんなに大きな公園を一から作ってしまったなんて、なんとも豪勢な話し…)。
さすがにこの季節は花は咲いてないし、池には魚どころか水鳥もいないし(魚がいなければ鳥はいないか)…正直「何も見るものがなかった」のですが、その割にはそこそこ多くの人が訪れていたのがちょっと不思議。
まぁ、複雑な地形をしているので歩くだけでも結構運動になるし、季節があえば結構まとまって梅や桜も咲く様なので、散歩するにはいいところかも。
そのまま上大岡駅へ向かって歩いて(登って)いって、台地の縁に到達。「ここらヘンの最高地点じゃない?」と思える様な、西に向かってはかなり急激に、一方東に向かっても緩やかに落ち込む場所。西に富士山、東北東に横浜港を望める絶好のビューポイント(おかげでヘリの急斜面に張り付くように建てられているマンションや家はどれも窓大きめ)。
ここはペリー来航時に村人達が一目見ようと集まった場所らしく、脇には「黒船見物の丘」の立て札。残念ながら今は湊内の様子までは見えないけれどベイブリッジなどが良く見通せて、さらに(その時はわからなかったけど)写真を拡大するとマリンタワーどころか羽田空港の管制塔まで写っていてビックリ。確かにここからなら黒船もしっかり見えただろうな。
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