GWプチ旅行で訪れた松本市。ノンビリが目的なので、ちょっとだけ散歩して、温泉入って、美味しいモノを食べて。ん、なかなか満足。
・まずはパワースポット四柱神社へ
・松本城は外から見るだけ
・夜はもちろん地のものを
「とりあえず、まだ行ったことが無いドーミーインは?」で来ることになった松本市。天候が不安定なので(かなりの強風+晴れと雨が短時間で切り替わる)早めについて、ちょっとだけ市内を散歩して、ひと風呂浴びてのんびりして、夕方美味しいモノを求めて飲み屋街をめざす、というスケジュール。
そもそも松本市自体に何か目当てのものがあったわけではありませんが、まぁお城は見ておくとして、途中パワースポットとして有名らしい四柱神社に寄るコースでホテルから出発。
山深いイメージが強い長野県ですが、松本盆地にある松本市の中心地はほぼ平坦なので散歩はラクラク。最初はお城に向かう大通り(善光寺街道)を歩きだしましたが、そこから横道へ逸れて人形店が立ち並ぶ古びた街並みの一角を抜けて、まずは四柱神社へ。
まずはパワースポット四柱神社へ
この神社は細い女鳥羽川に面していて、でも参道から伸びる橋(幸橋)と大鳥居が接しておらず、川岸でちょっとだけクランクするという不思議な造り。元々なのか、橋がズレたのか(でも街並みと橋の位置は合ってる)、大鳥居がズレたのか(でも大鳥居と本堂の位置は合ってる)。さらに大鳥居の略真下には清水が湧き出していて(なわて若返りの水)、それが川辺へ流れ落ちているというこれまた不思議な構造で、一体どんな由来があるのか気になります(結局深く調てないけど)。
ここに祀られているのは、そもそも日本の島々が形成されるときに現れた別天津神の最初の三神(造化の三神)と天照大神というある種スペシャルな四柱(だから四柱神社)。1ヶ所でこれだけ集まることは珍しい様で、だから「願い事が何でも叶う」という結構無茶なご利益で有名な神社だそう。
コンパクトながら厳かな雰囲気もある神社ですが、社の背面にはNTTの巨大なアンテナが聳えていたり、社務所の一角かと思ったらお蕎麦屋さんだったり、さらに門前となる女鳥羽川沿いの「なわて通り」は多数のお土産屋さんが並ぶなど、結構カジュアルな雰囲気も兼ねた神社です。
さらにこの辺は川でカエルがよく鳴いていたので「カエルの街」とも呼ばれているそうで、脇には東京芸大寄贈のオブジェ。う~ん、少なくともコレは絶対に無い方がいいと思うけど…
松本城は外から見るだけ
四柱神社からしばらく歩くとこの町のシンボル、国宝松本城。
五層の天守だけでも姫路城と並んで二つしか無い、という希少価値でありながら、さらに徳川家光公立ち寄りにあわせて月見櫓が増設された、という武と雅が同居する、不思議だけど立派なお城(結局家光公は来なかったらしいけど)。
ただ、それ以上に私が不思議に思ったのがお堀。天守のまわりをお堀が囲むのはどこのお城でもよくみるカタチですが、そのお堀が浅いというか、ほぼ堀の岸辺と水面との高低差がほとんど無くて、しかもその堀には柵も無し。このため堀の外からお城を眺めるとほぼ何も障害物が無く、そもそも平城なのでほとんど高低差も無く真正面に天守をズドンと見渡せる、というなかなか素敵な眺めが楽しめます。
さくっと外からお城を眺めたあとは、そのままUターンして街中へ。平城なので雄大な眺めを楽しめるわけではなく(もちろんアルプスはきれいだけど、別に城から見なくてもいいし)、中の構造も極端に他のお城と変わるわけではないので、ということで城内拝観は、まぁいいかと。
夜はもちろん地のものを
一旦ホテルに戻って少しwebを漁ってから、夕ご飯を食べに再び街へ。もちろん「地のもの」を食べたい反面、松本/信州料理といわれても蕎麦と馬肉ぐらいしか思いつかないまま、店の名前を信じて「信州酒場山里」へ。
結局のところ「松本/信州料理」として特段目新しいものに出会ったわけではありませんが(サーモン系の川魚とか、鶏カラとの差がわからない山賊焼きとか、あとは山菜とか…くらい?!)、どれも美味しくいただくことができました。
1つ「揚げこねつけ」という郷土料理がありました。外見は「衣をつけずに揚げた…なんだろう…平たい団子?」という感じで、味は…う~ん…「柔らかいけど粘り気などは無く、粒の粗い団子(?)」という感じ。
説明書きによると戦国武将の常備食ということで、洗ったご飯に小麦をまぜて揚げたもの、だそう。確かにこの方がカチカチにならずに食べられる様な気がするので、理にかなっているのでしょう。
なんとなく1軒ではもったい無い気がして2軒目へ。昼間お城へ向かった時に見かけたパブ「オールドロックが気になって、行ってみました(全然信州っぽく無いけど!)。
ここは外観はもちろん、店内もいくつも置かれた大画面でサッカーを見ながら(ちょうどAFCの決勝線をやってた!)わいわいいビールを飲む、という、完全にブリティッシュタイプのパブ。もちろん黒ビールはあるし、またUKパイントとUSパイントの両方で頼めるという凝り様。これはフィッシュ&チップスを頼むしか無い!…と思いながらメニューを見ると、なぜか(あるいは、さすが!)「馬刺し」。
山里では食べなかったし、これはやはり「食べておけ」ということか、と納得して注文。比較的あっさりした部位だったので、これはビールよりも日本酒かワインだよな…と思いつつ美味しくいただきました。
ビールを楽しんでいる間に激しい降雨。傘置いてきちゃったよなぁ、と思いながら暫く様子見。残念ながら完全に止むことは無かったけど、ちょっと雨脚が弱まった機会を狙ってホテルへ帰着。美味しいご飯と美味しいお酒が楽しめたことに満足して、気持ちよく就寝。
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