紫陽花の聖地「明月院」へ。この時期に訪れたのは初めてですが、量・密度・配置の全てが「完璧」。しかもほぼ全ての花が「明月院ブルー」一色で、人で賑わっているにもかかわらず静謐さすら感じられる和の空間でした。
「明月院」よりも「紫陽花寺」として、より有名な紫陽花の聖地。
小高い場所にある丸窓(悟りの窓)で有名な本堂(方丈)へ向かって伸びる参道の両脇はもちろん、その左手に走るいくつかの小径周辺もすべて手毬の様な丸い紫陽花が埋め尽くしているのはもちろん、ほぼ全ての花が「明月院ブルー」と呼ばれる青で統一されていて、独特の風景を作り出しています。
平日かつ開門から30分後(先に成就院へ寄ったので)だったにも拘わらずかなりの賑わい、と思ったのですが、その後人出は増えていく一方。入場直後はそこそこ小径から小径へと動き回ることができたのですが、30分後にはどこも人の流れに合わせて歩くしかない、という感じの賑わいぶりでした。
それでも悟りの窓での撮影は15分待ち程度でクリアして(まぁ、この窓に限っては、紅葉など他の季節の方がもっとキレイらしいけど)、さらに奥にある本堂後庭園へ。
こちらは別料金かつ花菖蒲メインの庭だからか、相対的に人は少なめ。冬には紅葉が楽しめそうな林に囲まれた静かな庭をのんびり歩いていくと、奥の一角には紫陽花が群生(挿し木栽培のスペースでもある様)。じっくり紫陽花を撮るなら、こちらの方が人が少なくて良さそうです(もちろん引いた写真は参道が別格だけど)。
来るまでは正直「ちょっと早いかな」と懸念してましたが、見る限りは蕾主体の株などはほとんど無く、既に満開状態の様(やはり今年はどの花も早い)。一方でピーク時の人出は「こんなものじゃない」でしょうから、略ベストな状態を比較的余裕のある状況で鑑賞できて、とてもラッキーでした。
コメント