かながわ花の名所100選の一つ、箱根強羅公園のシャクナゲを見に登山電車で強羅へ。小さいながらいろいろな花がギッシリ詰まって見応えある洋風公園ですが、高低差が激しいので足に自信のない人は、ちょっと厳しいかも。
強羅公園は箱根登山鉄道の強羅駅から早雲山の麓へまっすぐ伸びるケーブルカー沿い、1駅目と2駅目の間の斜面に広がる洋風公園。強羅駅から正門までは、一駅とは言え強羅駅から覗くとすぐ見える距離。ただしケーブルカーを使うくらいなので高低差はかなりのもの。GWながら夏を思わせる日差しの中、まっすぐ伸びる急坂(あとで調べたみたら、なんと平均斜度7度!)をあせらずゆっくり公園を目指して歩きます。
なんとか坂を上り切って到着した園内も、ずっと登りが続きます。季節的にちょうどツツジが真っ盛りな生垣の間に配された細い石段を登っていくと、目の前にキレイな噴水が表れて、その背後には火山活動でできたと思しき土や岩むき出しの谷を抱える箱根山の雄姿。その男性的な険しい景色と噴水まわりの、ある種女性的な美しい風景とのコントラストがとても印象的。
今回の目的であるシャクナゲは花の形だけではなかなかツツジとの見分けがつけ辛いため、「固まって咲いているのがシャクナゲ」と覚えていたのですが、ツツジ(サツキも混じっていたかも)も群れで満開になっていたのでなかなか見分けがつきず、とりあえず「コレだろう!」と写真を撮ってきましたが、合っているかどうか、ちょっと自信がありません…
噴水の先にあるバラ園は、標高が高い分横浜まわりよりも気温が低いせいか、まだ咲いている花はありません。きっとあと半月ほと経つと、ツツジやシャクナゲの花と主役を交代して園内を彩っていくのでしょう。
園内はそれほど広くはありませんが四季を通じて様々な花がギッシリと詰め込まれており、その中を縫う様に配された細い坂道や石段をちょっとした探検気分なども感じつつ、季節の花を楽しみながらのんびり歩いてまわることができそうです。
ただ何度も触れている通り、園内はほぼずっと坂と石段の連続(園内の平均斜度は約9度!)。足に自信が無い人はちょっとためらってしまうかもしませんが、ケーブルカーで2駅上がって「公園上駅」側から入れば正門へ向かっては「下り」となるため、多少は楽できるかもしれません。
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