久々プラネタリウムを見たくなって、プラネタリアYOKOHAMAへ。設備はとてもよくできている一方で接客関連は何か中途半端感があり、さらに輪をかけて上映プログラムは外しまくりでとてもガッカリ。企画側に問題あり、では?
「都会の中で少し贅沢な気分で星空体験を」という触れ込みで1年ほど前にみなとみらいにできたプラネタリアYOKOHAMA。通常のプラネタリウムが「球形スクリーンに星や映像を投射」するのに対してここは「球形のLEDパネルに表示」する、というもの。その分明るくダイナミックレンジが広くキレイな星空が見られるのが特徴とのこと。
実際に行ってみると、スペース的にはそれほど大きくないものの、ガラス張りの待合室はなんとなく近未来的かつ宇宙的な雰囲気が感じられる様な内装で、また売店で売られている飲み物やスナック類もボトルが光ったり、なんとなく宝石や隕石,惑星っぽくカタチづくられていて、なるほど「都会の中で少し贅沢」をめざしていることがわかります。
ドームの中は、他の有名どころのプラネタリウムよりはちょっと小さい気もしますが小綺麗に整えられて、リクライニングシートもまぁまぁ快適。上映開始が楽しみだったのですが…
今回見たのは、何か「深夜ラジオのお便りコーナー」の様な感じで、リスナー(誰?)から寄せられた(どこへ?)「星にまつわる思い出話し」をパーソナリティが読み上げた後に曲をかける、ということを繰り返すこと4回(だっけかな?)。どの手紙(!)も無理矢理感いっぱいで、またその間ドームに映し出されるのは写真やアニメーション…で、「星空」も「星の話し」もまるで付け足し。
さすがにお勉強しに来るわけではないので星の説明だけ、とはいかないのは理解できますが(それがメインなら科学館へ行けよ、ってことだし)、でも、せめてもっとじっくり、ゆっくり星空を楽しませてくれてもいいのでは?と思うこと頻り…
同じプラネタリアでもTOKYOではもっとじっくり星を見せるプログラムがある様だし、またそもそも曜日限定で「星空の下でお酒を楽しむ」コマもある様なので、こんな中途半端なのはYOKOHAMA特有なのかもしれません。
また振り返ってみると、せっかくオシャレに装ったカウンターで凝った飲み物などを提供しているのに、注文はタッチパネル方式で、でも受け取りは「大声でレシートの番号を呼び出し」だったり、そこそこ人が集まる場所なのにトイレは男女1人分ずつしか用意されてなかったり。
なんか、いかにも「技術一辺倒の会社」が多角化のために設備本体(LEDドーム)は頑張ってつくったけど、そのまわりやコンテンツなどまでは考えが及びませんでした、って感じで、その割には映画と比べても割高だし、まぁ話のタネに一回は来てもいいかもしれないけれど、リピートは無いな、というのが正直な感想です。
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