横浜港まわりを散歩する前に、前から気になっていた北欧レストランでブランチ。お店の雰囲気は言うことなしだったけど、もう少し「北欧っぽい」料理をいただきたかった…
・あっという間に満席、でも実は…
・店内は「北欧感」いっぱい
・でも料理はちょっと残念な結果に
海岸通り沿いにある横浜貿易協会の1Fにある北欧レストラン「スカンディヤ」。いかにも「由緒正しい」感じがする外観が気になっており、山下公園まわりを散歩するついでにブランチで立ち寄り。
あっという間に満席、でも実は…
開店時間にあわせて来たつもりが、ちょうど「よこはまパレード」と重なっていることを失念していたため目の前の道を横断することができず、わずか10分程度遅れた結果、既に満席&待ち行列。
ところが、十分な待ちスペースも無いのにウェイティングリストなどは用意されておらず、結構いい加減だなぁ…とゲンナリしていたら、前に並んでいた人から「2Fは別ですよ」とのこと。
???と思って階段を上がってみたのですが、ドアのガラス越しに見える広いフロアには人影は無く、昼は開いてないのか…とがっかりして戻ろうとした時にドアが開いて「入れますよ」の声。
どうやら1Fも2Fも同じスカンディヤだけどメニューなどは別扱いとなっている様。ホームページを調べてみると、2Fがメインで1Fは少しカジュアルな扱いらしく、そのため2Fはガラガラで「無人」と勘違いした、という次第。
店内は「北欧感」いっぱい
店内は床・壁・天井が全てダークブラウンの木で統一されているため、落とした照明とも合わさって薄暗い、でも落ち着いた雰囲気。ところどころにキャンドルっぽい照明があったり、鏡を多用していたり、また壁の多くに彫りの深いレリーフが飾られており、まさに「北欧」のイメージそのもの。
身近で知っている代表的な「北欧」の一つであるIkeaは夏の白夜を思わせる明るいイメージですが(個人的な感想ですが)、ここスカンディヤはその対極、寒くて暗い冬の森の中でわずかに明かりを灯して人を迎え入れようとしている料理店、という感じです(あくまでも個人的な感想です)。
ランチタイムでしかも晴天なので窓の外はかなり明るいのですが、窓から離れたテーブル席は落ち着いたディナータイムの様に感じてしまいます。
でも料理はちょっと残念な結果に
ランチタイムのメニューはアラカルト以外では、メイン1つにサラダなどをあわせたセットメニューと前菜・魚・肉と続くコースメニューの2種類。個人的には「北欧料理=スモーガスボード」のイメージなので、その簡易版と思しきスモーガスプレートが前菜として供されるスペシャルランチを選択。
期待のスモーガスプレートはスモークサーモンやサーディン,キャビアなど魚介類多め。見た目も味も北欧っぽくでいい感じ。
続く魚料理は「エビのグラタン」。美味しいし、魚介だし、でも「魚料理ですよ」と言われると、う~ん…
さらに続く肉料理は「ローストビーフ」。うん、こちらもまぁまぁ美味しくて、パンを使ってソースまできちんといただいたのですが、でもローストビーフかぁ…
メニューには「本日に魚/肉」と書いてあったので日によって内容は変わるのだと思いますが、残念ながら今日いただいた料理は肉も魚も、正直「これって北欧?」が正直な感想。まぁ、どんな料理だと「北欧」と感じるのか、は微妙ではありますが、でもグラタンとローストビーフならどこでも食べられるじゃん…
先に書いた通り店内の雰囲気はいいし、接客も丁寧だし(空いている椅子に手荷物を置かせてくれて、さらにさりげなくナプキンを上にかけてくれる)、前菜は雰囲気あったし、でもなぁ…
他にメインやデザートなどは無い「スモーガスボード」もあったので、もしかしたらそちらの方が「北欧料理」を楽しめたのかもしれません。機会があったら次はそちらを試した方が良さそうですが、ただあまりにも重厚な店構えなので、メイン抜きでスモーガスボードだけ頼むにはちょっと勇気がいるかもしれません…
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