氏神様めぐり

日々の暮らし

 ふっと時間が空いたので、上天気に誘われて近所の氏神様めぐり。ほぼ1本の道沿いに、多くの寺社がありました。

 年末からずっと好天が続く中、家に籠もっていてはもったいない、ということで、運動がてら近所を歩いてみることに。

 まずは元日深夜、野毛から帰る途中で見つけた「常照寺」へ向かって平戸桜木通り(r218)を東へ。

 最初にお参りしたのは「杉山神社」。こぢんまりした神社ですが安産の神「水天宮」としても知られており、割とパラパラと周辺(多分)の人達がお参りに来ていました。

 さらに東へ向かおうとすると、杉山神社に隣接してお寺があったので、こちらも立ち寄り。ここは阿弥陀如来様を祀る「大光寺」という真言宗のお寺で、コンパクトながら本堂内は結構煌びやかでした。

 そしてさらに東へ進んだ先が「常照寺」。ちょうど清水ヶ丘の東のヘリにあたる場所で、ヘリ沿いに走る京浜急行の南太田駅の駅舎(高架)が入口山門のほぼ真上に覆い被さる、という不思議な光景(高架になる前は一体どうなっていたんだろう?と思うのだけど、もしかしたら最初から高架駅だった?)。
 山門を入ると駅舎すれすれで急な石段があり、そこを上がったところに改めて立派な門(二天門)と、その奥にかなり立派な本堂がある、という不思議な構造。

 ここは日蓮宗ですが「鬼子母神」で有名なお寺だそう。今回は見ることができませんでしたが、もっとゆっくり探すと境内のどこかに祀られていたのだと思います。
 また本堂の横からさらに急な石段を登っていくと大きな日蓮聖人の立像が立っています。まさに「ヘリ」なので桜木町越しの横浜港から根岸越しの根岸湾まで望めるので、夜は素晴らしい景色を楽しむことができそうです(とは言っても石段がかなりハードな上、着いた先は墓地なので、あまりお勧めしませんが)。

 ここで西へ折り返して、でもちょっとラクして電車で「弘明寺」へ。

 京急弘明寺駅から降りていくと、山門から商店街へ向かってそこそこの行列。さすが横浜最古のお寺としても有名な観音様、と思って最後尾へ。
 ところが暫く並んだ後で、これは「身代わり地蔵」をお参りする人の列だとわかり、途中で離脱してそのまま石段を登って本堂へ直行、無事お参り。

 ここは古くから有名なお寺で、また毎月縁日をやるところなので伊勢山皇大神宮の様に賑わっているのかな、と思ったのですが、予想に反して出店などはゼロ(僅かに入口近くの和菓子屋さんが店先で団子と甘酒を売っていただけ)。
 今日回ってきた杉山神社からここまで何れもその様な「俗」の賑わいは無く、横浜は随分とストイックな街なのかもしれません。

 弘明寺をお参りしたあとは再びr218を歩いて東に向かい、本日最後の目的地「住吉神社」へ。

 多分ここが自宅から(ほぼ)最も近い神社なので(もう少しだけ近い神社が1つあるけど、ここは少し離れた別の神社が管理しているみたい)、きっと我が家の氏神様だと(勝手に)思いながら、お参り。

 こちらもコンパクトな神社ですが、杉山神社同様にパラパラと、ではありますが絶え間なく人が訪れており、しっかり地域に根付いた神社なのだと思います。
 やはり出店などは出ていませんでしたが、嬉しいことに巫女さんが甘酒を振る舞ってくれました(もちろん無料!)。結局ここまで飲まず、食わずで歩いてきた(一部電車だけど)ので、ここでホッと一息つくことができました。

 それにしても、今回まわった5つの寺社はいずれも(ほぼ)r218沿い(さらに東へ進むと成田山と伊勢山も)。しかも水天宮と鬼子母神に加えて住吉神社も住吉三神の「海」が「産み」に転じて安産の御利益があるそうなので、子供に関わる神様が東西に並んでいる、という不思議。探せばもっと多くの寺社がありそうです。
 きっと大岡川に沿って昔から人が集まった土地だったんだろうなぁ、と想像を巡らしつつ、そのまま歩いて無事帰宅。

hisashi

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長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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