年賀状用の写真を期待して、6月から再開されたベイブリッジスカイウォークへ。金網だけのオープンエアスペースだったことにビックリしましたが、みなとみらい越しに富士山という素晴らしい景色を楽しむことができました。
・出来たのは30年以上前
・景色しか無いけど、その景色はすばらしい
・全て無料!でも天候に要注意
・出来たのは30年以上前
横浜ベイブリッジの大黒ふ頭側に「スカイウォーク」ができたのは30年以上前。横浜市政100周年を記念してベイブリッジの下層を走るR357沿いに作られた「(途中まで)歩いて渡れる専用歩道(横浜市道)」で、大黒ふ頭岸壁に立つ「スカイタワー」と北側主塔にある「スカイラウンジ」の間、約320mの「スカイプロムナード」を往復歩きながら横浜港の眺めと空中散歩を楽しむことができる設備です。
開設当初は多くの人が訪れたそうで、またスカイラウンジでコンサートをやったりお酒を飲めたりした時もあったそう(本当?!)ですが、やがてお客様が減ってしまい、10年ほど前に閉鎖されてしまいました。
景色しか無いけど、その景色はすばらしい
その後3年ほど前に新本牧ふ頭整備事業の一環として、特にそのPR施設として再開されましたが、COVID-19の影響ですぐに閉鎖され、今年6月になってやっと再稼働した、という次第。
海面から50m以上の高さにあるスカイプロムナードからの眺めは「絶景」そのもの。何もさえぎるものなく真正面にはみなとみらいのビル群が広がり、さらに先に進んでいくとランドマークタワーの後に隠れていた富士山も姿を見せて、まさに「日本を代表する湊-横浜」そのものの景色を堪能することができます。
また客船などがちょうど橋をくぐるタイミングに居合わせた場合には、船好きじゃなくても興奮してしまいそうです。
ただしここは「眺め」以外には(ほぼ)何もありません。例えばゆっくり座って眺めを楽しむ様なベンチなども無く(そもそもそんな環境ではありませんが)、あるのは数ヶ所の望遠鏡だけ。
「スカイラウンジ」には流石に窓際にいくつか椅子が置かれており、また「ふ頭事業のPR設備」の役割を持つため説明動画や説明パネルなどは置かれていますが、売店や自動販売機などの接客設備はありません。
全て無料!でも天候に要注意
こんな景色を楽しむことができる施設ですが、なんと無料!プロムナードにある望遠鏡も無料だし、駐車場も無料で、何か申し訳ない気もしてしまいます。が、一方で注意点もいくつか。
まずここは、土日・祝日の11:00から18:00しか開いていません。例えば雲一つ無い青空をバックにしたみなとみらい&富士が期待できる冬の早朝や、夜風に吹かれながら楽しむ横浜港の夜景がロマチックな夏の夜も、どちらも時間外になってしまいます(冬の夜景は大丈夫そうですし、また期間を絞って夜景を見るために時間の延長もやっている様ですが)。
また「スカイプロムナード」は「橋の歩道」なので、基本「オープンエア」。さすがに危ないので車道側も海側もともに網で囲われ、また上側は高速道路が走るので雨が降り込むことはありませんが、気温は外気温そのものだし、風が強い日は雨なども横から吹き込みます。また当然クルマの走行音もかなりのものです。
さらに「スカイタワー」周辺には店舗など何もありません(目の前が野球のグラウンドがある公園なので、さすがに自動販売機くらいはありそうですが)。バスで来た場合は時間を外してしまうと移動すらままならなくなりそうですし、時間つぶしをする場所もありません。
でも、ここから見えるみなとみらいの景色は唯一無比(まぁ大型船からなら見えるかもしれませんが)。当然「快晴」が望ましいので狙い目は冬。風邪をひかない様に服装には気をつけつつ、ぜひ一度は訪れてみることをお勧めします。
コメント