約2年ほど前から(多分)解決しなくて困っていた「onedrice同期保留」問題が、ついに解決した感じがしています。まさかofficeが原因だったとは…
・一部のファイルがなぜか同期されない
・webで見つかるのは××情報ばかり
・原因はなんとMS office!
PCやiPhone/iPadなどとのデータ共有とバックアップを兼ねて、PCの「ドキュメント」はonwdriveの中に置いて(今はwindowsの初期化で自然とそうなってしまう様ですが)います。
出先でもiPhoneなどからデータ確認ができるし、またPCの入れ替えなどもラクで、とても便利に使っていたのですが数年前から「一部ファイルが同期されない」問題に悩んでいました。
一部のファイルがなぜか同期されない
ちょっと出崎でリストを確認しようと思ってiPhoneから開こうとしても該当するファイルが見つからなかったり、他のPCで印刷しようとして開いたファイルのバージョンがなぜか古かったり…
該当するファイルの状況をPCのエクスプローラで確認すると、ファイル名の横には「上下に並ぶ青の半円矢印」、「同期保有中」の印。でも、システムトレイからonedriveを開いて状況確認しても、「処理待ち」とか「アクセス障害」などの様なエラーメッセージは無く、「全て最新/同期済」の表示だけ。
つまり、一部のファイルについては同期処理を「保留」しているにも関わらず、onedrive本体は「終わった」と思ってしまっているという状態で、明らかにonedriveの不具合の様。
webで見つかるのは××情報ばかり
明らかにonedriveの不具合っぽいのでwebを探して見ると「対処法指南」のページがあちこちにあり、かなり多くの人が同様の症状で困っていることがう伺われます。
ところが、どのページを見ても「再起動しろ」「最新版使え」「アカウント確認しろ」「容量不足だろう」程度の情報しか無く(「叩いてみろ」が無いのが不思議なくらい)、またその多くで「それよりコレ使わない?」。
う~ん、再起動とかアカウントとかのチェックなんて、言われるまでもなくやってるし、結局は商品PRかよ…
原因はなんとMS office!
そもそも、最初はうまくいっていたので、きっとPCを使っている内にレジストリかどこかが壊れてしまったのだろう、Windowsから再インストールすれば解決するのかも(でも面倒…)、と思いつつ、一部iCloudなども併用しながら暫く放置。
しかし新しく買ったPCでも利用開始直後から同様の症状が出てしまい、これは明らかにonedriveのシステムそのものに問題があるはず、と思って、最後はMSサポートに問い合わせることも覚悟しつつ、再びのweb検索。
そこで初めてココのページに遭遇。同じ事がかいてあるなぁ、と思いながら読み飛ばしていくと(左ペインの目次の先頭にはofficeて書いてあるのに、気づかなかった)、途中で「officeのファイル共有機能の問題」の文字。
私は可能な限りなんでもEvernoteに放り込むことにしており、PC上に残してあるのは「作成中のもの」と「継続的にアップデートしていくもの」のみ。そしてそれらはほぼ全て「MS Office」で作ったファイル。
で、調べてみたら、更新されていないファイルも全て「office」。
これだ!ということで説明に沿ってonedriveの設定メニューからOfficeタブを開き、「Officeアプリケーションを試用して、開いているOfficeファイルを同期する」のチェックを解除。「これを外すと共同作業ができなくなるぞ」という脅し(!)に屈すること無く「オフ」を強行。
これで暫く様子を見ていたら、過去数年にわたって保留されていたファイル達が続々と同期完了し、無事スッキリ、あっさり解決してしまいました。
多分、元々はデータファイルの共有とそのための監視はonedriveが一手に引き受けていたのに対し、途中からMS Officeが「複数のPCやスマホからの同時/共同作業」の機能を持つためにofficeファイルを共有・監視する様になり、結果として両者の機能がバッティングしてしまった、ということではないか、と想像します。
でも、言うまでもなくwindowsもonedriveもofficeも全てMicrosoft製品です。これらの機能がバッティングしており、かつそれが放置されているというのはなんともお粗末。もしかしたら、かつて独占禁止法でMSがOS事業とソフトウェア事業に分割されそうになった時の措置(両部門が連携し過ぎ無い様に情報伝達を大きく制限する)の影響が未だに残っていて、そのための機能不全だとしたら、なんとも皮肉な同じにも思います。
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