スマートホーム再構築#3(照明編-1;居室)

電気仕掛け

 引っ越しを期にスマートホームを再構築。Siri/Homekitベースと決めたものの、居室用に適したモノが無くてIRリモコン対応のLEDシーリングライトとSwitchbotの組み合わせで妥協。でも、想像以上に違和感無く使えています。

・結局選んだのはIRISオーヤマ品
・Switchbotからの操作で充分満足
・ちょっと「スマート」な使い方

 なかには「ダイニングはペンダントライト!」とか「ベッドルームはダウンライト必須!」という人もいるかもしれませんが、私はなるべく部屋を広くシンプルに使いたいので居室の照明は乳白色の円盤が天井に張り付くシンプルなシーリングライト一択。
 きっとIkeaのトロードフリの様な「通信・制御モジュールまで組み込まれたLED電球」のドーナツ型版もあるはず、と思っていたのですが…

結局選んだのはIRISオーヤマ品

 Amazonを漁ってみると、予想に反して「通信・制御モジュールが組み込まれたドーナツ型LED灯」は無いものの、スマートフォンなどから制御できるシーリングライトはたくさん見つかります。しかしどれもAlexa/google対応品ばかりでHomekit/Siri対応は6畳用の1種類だけ。しかもgoogleやAlexa対応品の1.5~2倍の高値。 
 ここで無理にHomekit/Siri対応に拘っても「暗い!高い!」で満足できる気がしないので、Switchbotから間接的にコントロールできればいいや、と割り切って、IRリモコン対応(でも保険としてスマホアプリからの操作にも対応)のものの中から「知っている(=無名ではない)会社」「手頃な価格」「調光・調色機能付き」「サイズが揃っている」を考慮して「アイリスオーヤマ」品を部屋ごとに合計4つまとめ買い。

Switchbotからの操作で充分満足

 お作法に則ってSwitchbotへリモコン信号を登録すれば、Switchbotアプリがリモコンに変身。さらに複数ボタンの操作などちょっと複雑なことをする場合はSwitchbotアプリ上でシーンを作ったり、さらにiOSのショートカットを使えば大抵のことが「ボタン一発」あるいは「Hey Sir, …」で実現します。が、もちろん欠点も。

 Switchbotは基本「信号を送るだけ」で、操作対象から「返信を受け取る」ことはありません。従ってシーリングライトを操作する場合、専用アプリだと点灯状態を確認できますが、Switchbotアプリからは「今点いているか消えているか」わかりません。
 これで一番困るのは「ON/OFFボタンが同じ」リモコンの場合。例えば「ライトを消したい」場合に「今点いているかどうかわからない」と「ON/OFFボタンを押すべきか」判断できないので、これでは別の部屋や外出先から確実に操作することができません。
 また外出先でありがち(?)な「ライト消し忘れて無いかな?」の確認もSwitchbotではできません(さらに明るさセンサを併用すれば間接的に「知る」ことはできますが)。

 ただ、幸いにも今回買ったアイリスオーヤマ品のリモコンは「全灯」「消灯」ボタンが個別にあるもの。おかげで消したい時には「消灯」ボタン、点けたい時には「全灯」ボタン、とハッキリしています。また外出先の「消し忘れ確認」の場合も、実際には消し忘れたかどうか気にせず「消灯」信号を送ればコトが足りるので問題無し。また「ちょっと明るく/暗く」などの操作が必要となるのは自分自身がその部屋にいる時なので「直接見ればわかる」。

 他にもいろいろなシーンがあるかもしれませんが、私自身にとっては普段使いの中でSwitchbotの欠点に困ることは無く、十分満足できる状態に整えることができました。

ちょっと「スマート」な使い方

 我が家では、ツレが昼と夜で照明の色を変えることを好むため、点灯時の時間帯に応じて色と明るさを変えるショートカットレシピを作って使っています。原理はとても簡単で、レシピ起動時の時間に応じてif文で明るさと色を変更するだけ。具体的には

1)Switchbotアプリでシーン「昼の電気」と「夜の電気」を作る

 我が家では昼は「全灯」で夜は「電灯色+ちょっと暗め」。そこで「昼の電気」シーンは「全灯」ボタン1回を、「夜の電気」シーンには「全灯ボタン」1回に続けて「暖色」ボタン2回+「暗め」ボタン3回で登録。
 次にそれぞれのシーンで「クラウドサービス」→「Siriショートカット」→「実行」を選んでショートカットレシピへ書き出します。

2)ショートカットでレシピ「〇〇の電気をつけて」を作る

 ショートカットアプリの新規作成で、まず「一致するテキスト」を選んで「テキスト」部分を「現在の日付」、「[0-9a-zA-A」]部分を「^..」に変更。これで「現在の時間」が2文字の文字列で取得されます。
 続けて「入力から数字を取得」を選ぶと自動的に「一致から数字を取得」になって、これで「現在の時間」を数字に変換。
 あとは「if文」を選んで例えば6:00から18:00を「昼」、それ以外を「夜」にする場合は「条件」を「次の範囲」にして6と18を指定して、「その場合」の後ろにSwitchbotから書き出した「昼の電気」レシピを指定。さらに「その他の場合」の後ろに「夜の電気」レシピを指定して完成。

 これで「〇〇の電気をつけて」レシピを実行すれば時間に応じて「昼の電気」「夜の電気」が点灯するので、音声でSiriに頼むも良し、iPhoneのホーム画面上にボタンを置くも良し。
 他にも複数のライトや他の家電と連動させたり、オートメーションで時間指定で点灯/消灯させるなども自由にできるので、これからもニーズに合わせて「快適スマートライフ」を追求していきたいと思います。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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