画質の良さが特徴のTheta Z1の能力を最大限引き出してくれるDualFisheyeプラグイン。コレを使いこなすため極小AndroidスマホのJelly Proを購入してしまいましたが、想像以上に快適です。
RicohのTheta Z1にDualFisheyeプラグインを組み込むと「RAWでHDR撮影」が可能な「最強の全天球カメラ」になるのですが、これを便利に使いこなすために必要なDualFisheye remoteアプリはAndroid版しか無いためiPhoneユーザーの私は傍観する日々。
でもやはり我慢ができなくて、ついに「世界最小の4Gスマホ」を謳うUnihertzのJelly Proをamazonでポチリ。
古いガラケーっぽく見えなくも無い丸みを帯びた本体は、iPhone12 miniと比べると縦横半分、厚さ2倍で重さが半分。持ち歩きに便利そうなコンパクトさは期待通り。裏ブタをこじあけると取り外し可能なバッテリが姿を表し、その下にはmicro SIM 2枚とmicro USBメモリのスロットが並ぶという構造もやはり「ガラケー」そのもの。
一方で、既に発売開始から3年が経ちAndroidも8.1と古く、画面サイズも標準より小さいので「DualFisheyeがちゃんと動くのか?」という疑問がありましたが、これは難なくクリア。
もちろん老眼にはかなり厳しい画面の細かさであり、また機能ボタンのタイトルが一部途中改行して画面が崩れる、という難点はありましたが、幸いにもシンプルな画面構成をしていることもあって混乱なく使うことができました(それよりもWiFiのパスワード入力など普通のAndroid操作の方がよっぽど大変でした)。
ウィルス対策ソフト以外にインストールしたのは「Theta標準アプリ」と「DualFisheye remote」のみ。ほとんどシステムに負荷をかける使い方はしていないのでスマホとしての実力はわかりませんが、「Theta専用リモコン」としては絶妙な大きさで操作性も良好(時々タッチの反応が鈍く感じる時もありますが)。amazonにはバッテリの持ちを不安視する書き込みがありましたが、撮影の時以外は常に電源オフなので、今のところ支障を感じてはいません。
正直言うとJelly Pro購入の際に最も気になったのは「セキュリティ」。どうしてもiPhoneと比べてAndroidは脆弱な感じがしてしまうし、さらにHuwaeiやLINEの例もありますし。
でも、Thetaリモコンとして完璧と言えるサイズ感であり、残念ながら国産ではこの様な小さなスマホは存在しません。そこでJelly Proは完全に「DualFisheyeの操作専用」と割り切って、専用のgoogleアカウントを用意して、クレジットカードは使わずプリペイドカードを登録。PCにも接続しない様にして、基本つなぐ先はThetaのみ。まぁ用心するに越したことは無いか、ということで考えられる体制を整えつつ、Thetaのお供としてはすっかり手放せなくなってしまいました。
Unihertz Jelly Pro 3GB+32GB,黒 12,199円(amazon)
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