南東に突き出した銚子から北に向かってきれいな弧を描く鹿島灘の端にぷくりと突き出した大洗の丘の上に鎮座する「大洗磯前神社」。時に初日の出中継で目にする”広大な太平洋の波に洗われる磯に建つ鳥居(神磯の鳥居)”が有名ですが、実物は…
せっかくお正月に水戸を訪れたので、まずは茨城県/常陸国屈指のパワースポットとも言われる大洗の磯前神社へ。
ここは856年12月19日にと大己貴命(大国主命)と少彦名命が海岸に降り立ち創建された(とされる)神社で、その降り立った場所に作られたのが「神磯の鳥居」とのこと。本殿はその海岸に迫ってそびえる丘の上にあり、そこへ向かって上磯の鳥居から急な石段が真っ直ぐ続いています。
その後一旦は荒廃しましたが、あの”黄門様”により再建されて今に至っているそうです。
さすがに有名な神社だけあって駐車場空き待ちで30分弱行列しましたが、無事境内裏駐車場に入ることができ、そのまま山門(じゃなかった)随神門げまわっていくと、模擬店ビッシリでさすがお正月、さすが人気の神社です。
妙に真っ赤で何か所も切れ目が入った「煮イカ」(初めて見た)に気を惹かれたのですが(どうやら茨城特有らしい)、まずはガマンして境内へ。
コンパクトで落ち着いた雰囲気の拝殿前にはなんとなく知人同士で2~3にんずつ固まってお参りしていくため細い列ができており、やはりそれなりに人気の様。せっかくなので自分達もお参りを、と思って列の末尾に向かうため随神門から出てみると、なんとそこから真っ直ぐ海まで伸びる石段にもずっと人の列。石段下には大きな立派な鳥居(二の鳥居)があるのですが、行列はその鳥居で南へ折れて、さらに海沿いに続いている様。
もっと大きな神社であれば5~10人くらいずつお参りしていくのでずっと早く行列も捌けていくのでしょうけれど、それにしてもこの行列の長さにはビックリ。常陸国○之宮、とはなっていないのですが、にも関わらずの人気ぶりはすごいなぁ。
さすがにこの行列に並ぶのは諦めて軽く脇から拝殿へ向かって頭を下げた後、石段を下りて海岸へ。
石段上からは見通せないので知らない人だと見逃してしまいそう(でも、知らない人はいないか)ですが、まっすぐ海に突き当たった磯にあるのが「神磯の鳥居」。初日の出中継などで「荒波を被る磯に立つ鳥居」の映像をよく見かけたので期待して行ったのですが…
実物はかなり小さい!この周りだけかなりゴツゴツした岩があるため「荒波」が立っていますが、それにしても、小さい(多分、高さは人の背丈程度?)… (TVマンの画創り力はさすがですね)。
再び石段を上って境内へ戻ると、隅の方から賑やかな声。お正月らしく猿まわしが来ていた様で、早速鑑賞。調教師も演猿もともにまだ若い様で、また何回もの講演で猿も疲れ気味だからか、多少もたつきつつも一所懸命リカバリしながら最後までやりきった姿が微笑ましく、(ホンの)ちょっとだけご祝儀を弾んで大洗での初詣終了。
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