ざっくり(?)居酒屋(★☆☆なから,長野)

美味しいお店

 長野駅周りで居酒屋探し。「信州食材」は前日堪能したので、気軽に気持ち良く飲めそうなお店がいいなぁ、と思って歩いていくと、道路に向かう二面を全開にした赤提灯の風情に誘われて、「なから」へ入店。思いがけず(失礼!)凝ったようには見えないけど美味しい料理をいただくことができました。

 善光寺から長野駅へ真っ直ぐ向かう道沿いにある「なから」は、中央広めのキッチンスペースをコの字型に囲うカウンター(5人×3面=15人くらい座れる?)がメインで、その脇にテーブル席がいくつか。道路側を略全面覆うガラス戸は全て開け放たれているので、夜風や街の賑やかさも感じながら良い感じでくつろげる雰囲気です。

 そんなにお腹は減っていないので、野菜系を少しもらおうか、と思ってメニューを見ていくと「野沢菜ステーキ」の文字。なんだそれ?と思って頼んでみたら、野沢菜が入ったフワフワオムレツ(う~ん、ここオリジナルなのか、それとも長野ではメジャーなのか…)。多分野沢菜の塩味そのもの、と思うのですが、けっこう美味しくてびっくり。
 他にもオクラに少し甘めのオーロラソースっぽいものを絡めたもの、とか、居酒屋メニューっぽいんだけど他のお店とはちょっと違うものが出たり、また「ミニトマトときゅうりの浅漬け」って美味しそうだねぇ、という会話をマスターが聞きつけて、「それに興味があるのでしたら、ちょっと凝った調味液で漬け込んだ浅漬けを適当に盛り合わせでだしましょうか?」と言ってくれたりと、結構料理に力を入れている感じのお店でした。

 「なから」って随分不思議な名前だな、と思ってwebを叩いてみると、どうやら「ほとんど」とか「ほぼ」とか、あと多少「大雑把」的な意味を持つ長野の方言らしい(でも、実は単に店長の名字だったりするかもしれませんが)です。確かに店の造りや雰囲気は「なから」な、適度な抜け感が居心地の良さを感じます。

 一方で、ある壁は一面直書きのサインで埋め尽くされていて、また店内のあちこちにはサッカーのユニフォームなども飾られています。このお店は長野にあるJ3サッカーチーム「AC長野パルセイロ」のオフィシャルショップでもある様で(オフィシャル飲み屋、という意味では無いと思いますが)、確かに入った時からずっと、お店の雰囲気にはそぐわないくらい大きなディスプレイではサッカーのビデオが流れています。

 多分パルセイロの試合がある日だけは熱いスポーツバーに変身してしまうのかもしれませんが、お盆休みの今日は全体的にノンビリ、ゆったり。美味しい料理とお酒でイイ感じにリラックスできました。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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