せっかく「保安宮」と「龍山寺」へ行ったので、「台北三大廟宇」制覇を目指して「艋舺清水巖」へ。他の2廟と比べて随分とコンパクトで、ビックリしましたが、実は台湾全土にちらばる数百の「清水巖廟」の総本山という大変由緒ある寺院でした(でも、差が有りすぎる…)。
さすがNo.1のパワースポット、と思わせる美麗さと賑わいを誇る龍山寺を後にして、そのまま歩くこと約10分。目指す先は「三大廟宇」の3つめ、清水巖。
かつて福建省に「雨乞いで霊験あらたか」とか「元に抵抗した英雄」などと言われる「清水祖師」と呼ばれる偉人がいて、それを祀る「「清水巖廟」は台湾だけでも数百あるそう。その総本山となるのが艋舺にある「艋舺清水巌祖師廟」で非常に由緒あるお寺だそう。
…ということでgoogleマップを見ながら歩いていったのですが、どうも様子が変。お店などに挟まれて「それらしい作りの山門」を発見。でも、小さい。門はそれなりに綺麗な装飾が施されていますが、でも、小さい。
本当にここ?と思いながら入っていくと、店の裏手の路地の様な参道(らしきもの)があって、その奥に寺院。人影は…熱心にテーブルで字を書いている方が1名いらっしゃいますが、なんとなくここを管理している人っぽく、それ以外には環境客はもちろん、拝観者もゼロ。
装飾の入り方や色使いなどは龍山寺や保安宮に似てはいるものの、広さは見た目1/10くらいで神仏が祀られているスペースは正面1ヶ所のみ(一応清水祖師以外に関羽や媽祖も祀られているそう)。
かつて日本が統治していた時にはここを仮校舎にして中学校を開校したそうですが、よくもこんなスペースで、と思うくらいに、小さいです。
そうは言っても、実はここは250年近く前に作られたもので、台湾にあるお寺の中でも清の時代の様式をかなりしっかりと残しているお寺だそう(他の有名どころは大抵日本統治時代前後に大改修を行っているみたい)で、確かに各所の彫刻類などは非常に手の込んだ貴重なものの様にも思えます。
まぁ、余程の歴史マニアかパワースポット好きで無い限りはココをスルーしても大勢に影響はないと思いますが、近くには夜市もある様なので、龍山寺へ行ったついでに散歩がてら足を延ばしてみるのも良いかもしれません。
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