夕食を食べるため、Regent台北ホテルまわりでレストラン探し。夜市の様な歩道上にテーブルを広げる店も多い中、いかにも専門店らしいシンプルな店先に惹かれて入った「京鼎樓」は、実は日本にも出ている小龍包専門店の本店でした。
Regent台北ホテルの裏側(東側)の通り「林森北路」は、反対側の高級店が並ぶ「中山北路」とは異なり飲食店が集まるエリアの様(主観的な印象です)。夜市とは名付られていませんが、店先に厨房を構えて歩道上へテーブルを広げるような店やが多く並び、さらに屋台も数件。どこもそれなりに現地人(らしき人達)で賑わっています。
ですが、この日はちゃんと店内で落ち着いて食べられるところ(あとビール&紹興酒)がいいなぁ、と思いながら北へ歩いてすぐ、右の通りに中華料理店をいくつか発見。ガラス越しの厨房で盛んに小龍包を作っている、いかにも専門店っぽい店づくりが気に入って「京鼎樓」へ入店。
店の2Fにある、白いテーブルが並ぶ広めの客室は清潔そうで好感度&安心感大。そこそこ人が入っていて、日本人らしき客も数組。メニューは日本語併記で、店員さんも日本語OKと、そんなつもりで選んだわけではないのだけれど、随分と至れり尽くせり。
ガツガツ食べる、という腹具合ではなかったので、シンプルにキャベツ炒めと中華風チヂミっぽいものと、小龍包を注文。ついでに写真を見て食べたくなってしまったお強の焼売と、もちろんビール&紹興酒も忘れずに。
蒸篭のまま湯気とともにやってきた小龍包を食べ始めると、すぐに店のオバサンが寄ってきて「食べ方が違う」。曰く「まず小皿に針生姜を黒酢に浸しておく。次に小龍包を蓮華の上に載せてから、箸でつついてスープを出す。そのままスープを飲んだあと、残った小龍包の上に針生姜を載せて、そのままパクリ」がお作法とのこと。
個人的には肉の旨みがスープに出ていると思うので、お作法の「スープと肉を分けて」よりも「一口で全部味わう」方が美味しく感じるけれど、お作法の方が「口の中で熱いスープが弾け飛んでヤケドする」という危険性無しで味わうことができます。
で、肝心の小龍包は、触るだけで破れそうな薄い皮はモチモチで、中のスープは比較的あっさり。またお強の焼売も、見た感じモチ米以外の具材は見当たらないシンプルな装いながらしっかり味がついていて、こちらも美味。
ビールと紹興酒を飲みながら、うん、コレだったらもう一蒸篭追加してもいいかもね、などと話しながら改めてメニューを見ている内に、なんとなく「聞いたことがある名前かも」…
全く意識せずに入ったのですが、実はここ「京鼎樓」は日本にも多くの店を出しており、家の近くのモールのフードコートにも出ているお店の本店でした。
日本で入ったことが無いので「同じ味」かどうか、まではわかりませんが、日本人が安心して入れて、美味しくて、しかも値段もリーズナブル、という良いお店に行き会えて、満足&満腹してこの日は終了。
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