軽の雄スズキが城下町(!)浜松市に開いている「スズキ歴史館」。内容充実の2F「クルマができるまで」に続いて3Fでは「スズキの歴史」を学びました。
トヨタ同様にスズキも最初は「織物」機械からのスタート。母親が少しでも楽になるように機織り機の工夫から自動織機を産み出し、やがて自動車開発へ進む過程もなんとなくトヨタ似。
その後様な自動織機から自転車,バイクへ進み、さらに使命感から自動車開発に進んで軽トラ,アルト…というスズキの歴史が、代々手掛けてきた商品群とともに時間に沿って並べられています。
また「初めて買った車が届いて喜んでいる家族をブロック塀の向こうからうらやましそうに覗いている女の子」を再現したり、軽トラを使った移動販売車を展示するなど随所に洒落っ気が見られます。
こんな感じでそれぞれに内容が充実した2フロア。無料だけど完全予約制で、ほとんどの平日が既に予約で埋まってしまっているのはきっと地元の小学校らが社会科見学で利用しているから、でしょう。
また2Fではクルマ開発・生産の流れ以外に「地元遠州の紹介」コーナーも設けられており(結構なスペースを割いて「航空自衛隊推し」していたのがちょっと不思議だったけど)、そういう意味でも「地元密着」「地元への還元」という意識も強いのだろうと思います。
特にクルマづくりやものづくりを詳しく勉強したい人にとって、2Fのスペースは非常に有意義のはずなので、ぜひ一度は訪れてみることをお勧めします。
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