世間はGW前半と後半の切れ目の平日にあたる5/1、前々から来たかった金沢八景ポタリングを画策。予報通り上天気に恵まれたのでintensoをメガーヌに載せて、八景島裏の「海の公園」へ。
最初は「八景」をすべて廻ろうと思ったのですが、よく調べてみると「○○から見る月」とか「××で降る雨」の様な記述が多く具体的に「見て廻る」ものではないことがわかり、平潟湾をぐるりと一周することに。
まずは海の公園(ここは自転車進入禁止だったので仕方なく徒歩で)から八景島を捉えたのち、海岸沿いに反時計回りで周遊開始。
平潟湾の眺めは妙に日本的。周囲はびっちりとビルが建ち並び、でも海沿いには松林と神社が点在し、背後には三浦半島の背骨となる山並みの緑が迫る一方でシーサイドラインが空中に描く緩やかなカーブが溶け込んで、全体的には風光明媚なマリン・リゾートの風情。
「八景」っぽいポイントの一つ「琵琶島」は、金沢八景駅前の海岸から突き出た地続きの小島。想像よりも遥かに小さくて、でもちゃん神社が祭られた「和」の風景。なのに、そこへ高層マンションが覆いかぶさるように建設中で、しかも空中にはシーサイドラインの駅舎。なにもこんなところに作らなくてもいいのになぁ、と思う一方で、これもまた典型的な日本の風景かも。
琵琶島のちょうど反対側にあるのが「野島(の)夕照」と謳われた「野島」。こちら側は海岸沿いに多く舟屋が並ぶ中、真っ白な夕照橋がかかり、また違った「和」の風情。
この野島は、反対側にまわると大きな開口があり(塞がれていますが)、ゼロ戦などを多数格納するための退避壕となっていた大戦の遺物(夏島とあわせて100機の格納をめざしたらしい)。
一方で頂上には見晴台が設けられており、なかなか眺めがよさそうなので登ってみましたが、森の木に阻まれて思ったほど視界が開けておらず、残念(せっかくそこそこ立派な見晴台を作ったのだから、眺望確保のために木々の管理もすればいいのに…)。
最後に「称名(の)晩鐘」と鵜綿われた称名寺に上がっていって、ここで「八景」めぐりは終了。
走行距離は20km余程度ですが、写真を撮りたくてあちこちで何度も足を止めてしまったため、結局4時間ほどかけてのポタリングに。
どこもとても気持ちの良い景色が続いたため、つい周辺に住みたくなってしまいました。今度は冬(か晩秋)あたりに来てみると、また異なる風景が楽しめてよいかもしれないなぁ。
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