ガイドブックで見つけて「なぜ長崎に?」と不思議に思いつつ、ちょうど飛行場と長崎市内の間にあるので行ってみることに。
展示されているのはその名の通り、ほぼすべてペンギン(長崎近海の魚介類展示も多少あるけど)。しかも他の水族館/動物園と比べても多くの種類がいるのはさすが。
長崎総合科学大学の隣接しているため、最初は付属設備と思っていたけれど、実際には「水族館」が先で、その後ペンギンに特化しつつ跡地に大学を置いたのだそう。
旭山が火付けとなった「水中を飛ぶ」様子を見せる大水槽の他、屋内・屋外の数カ所でペンギンが見られる様になっていますが、やたら空に向かって吠えているペンギンがいたり、ひたすらカメラの前でポーズをとるペンギンがいたり、小さななりででワンワン啼いているペンギンがいたり(その名の通りコガタペンギンというらしい)、ペンギンばかりだけどなぜか見飽きない感じ。
また子供向アトラクションとして、暗い部屋の壁・天井へ3D CGで水槽を模した風景を写しだして(壁一枚だけではないので横を向いても3Dで表示され、本当に水槽の中にいる様に感じられるもの)、さらにその中を子供たちが自分で色を塗った魚やペンギンがやはり3Dで泳ぎ回る、という展示がありました(イメージは簡易型CAVE)。動きなどもなかなかリアルにできており、子供たちは(大人も)大興奮してました。
一番驚いたのは、目の前の砂浜。網で区切られているとはいえ、普通に日本の海でペンギンが遊泳中。また人との間には柵もなく(係員はついているけど)、人が砂浜へ降りていくと、普通にトコトコ歩いて近づいてくる。ここで生まれ育ったペンギンらしく、人を恐れる様子も無く目の前を歩き回っている様子は、なかなか他では見られない風景でしょう。
ペンギンに特化した、ペンギン水族館。なぜそれが長崎に?と思って長崎市内で聞いてみたところ、もともと長崎は「大洋漁業」の基地で、南氷洋で鯨をとったついでにペンギンを持ち帰ったのが始まりということで、納得。
ペンギンが嫌い、という人も少ないでしょうし、ぜひ一度機会があれば行ってみると「予想以上に楽しめる」水族館だと思います。
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