ここ最近、飛行機に長時間乗る機会が増えたので、久々じっくりクラシックを聞くのにいいなぁと思っていたのですが、いざiPhoneで聴いてみると音の悪さにビックリ。音の広がりや起伏が全く感じられず、特にApple Musicで落としたものは、録音が古いものが多いという面もあるのかしれませんが、酷い感じ。
MP3では限界かぁ、ハイレゾだとどうなのかなぁ、と思いつつも、わざわざアンプまで持ち歩くのは嫌(特に飛行機に乗る時)なので、しばし様子見。時々思い出した様にアマゾンを漁ってみるも「アンプ不要でOK!」という製品は現れないまま、数ヶ月。
そんな中、突然 Facebookで「Lightning直挿しのハイレゾイヤフォン」の広告が流れてきて、即反応。そもそもハイレゾで音楽を聴いたことが無いのでどのくらい期待して良いものかもわかっていないのに、さらに発表前の製品なのでその性能の善し悪しも不詳なまま、まぁ値段もそこそこ手軽だったので、予約。
外観は「気持ち大きめのカナル式イヤフォン」。採用されているフラットケーブルは気持ち幅広で、Lightningコネクタも若干ずんぐり(だから、カチカチのケースを使っている人は干渉しちゃうかも)。ケーブル中ほどにはマイク内蔵のコントローラがあるので通話も可能。
色数は豊富だけど、白以外はプラスチック感が強くて安っぽく見えてしまうのが残念。
で、肝心の音。早速moraで音源(とりあえずメジャーな交響曲)を購入してNePLAYERを落として、心を落ち着けて、試聴。う〜ん、確かにいい音だ!と思えばいい音だけど、集中して聞かないと判らないかも… 明らかにApple Musicから落としたソースよりは鮮明だけど、自分でCDからリッピングしたものと比較すると差はかなり小さい、というのが本当のところ。
そもそもコレは普通にiPhoneのミュージックプレーヤでも使えるし、一方でNePLAYERも普通のイヤフォンで使えてしまうので、「本当にハイレゾで再生しているのか」判らない、という点も疑心暗鬼になってしまう一因かも。
実はこの製品は、信号処理自体は24bit/48kHzまでで(通常のハイレゾは24bit/96kHz)、かつ発音部の特性も厳密にはハイレゾ規格は満たしていない、というものらしい(買ってから気づいた…)。
まぁ、そうは言ってもiPhone直挿しで使える軽快さは便利この上無いし、聴いた感じは悪く無いし、ちゃんと聞けば音の良さも判る(気がする)ので、お手軽ハイレゾとしてはまずまず。まずはこれでハイレゾの世界を覗いてみて、さらに先に進みたくなったらまた考えることにしましょう。
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(その後の顛末) 原因は良くわかりませんが、イイ感じで聴いていると突然音が出なくなること数回。Lightning抜き差しで復帰する、という症状は、amazonのコメント欄に多数並んでいるのと同じなので、どうやら商品共通の問題点の様。また、確かにハイレゾに触れる入口にはなってくれたけど、イヤフォンとしての表現力は今一つだったり粗も目立つので、結局使わなくなってしまいました。
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