オランダ坂まわり散策

お出かけ

 「日本三大がっかり名所」の3番目を争う(最有力候補?!)らしいオランダ坂まわりを散歩。確かに「コレ」というものは無いけれど、近くにある孔子廟とセットで異国情緒を感じられる、そこそこお得な一角かな、とも思います。

 孔子と言えば「湯島聖堂」が頭に浮かぶ東京人にとっては長崎の孔子廟は全く別物。湯島の落ち着いた雰囲気とは対極的に、赤と黄色が目立つ色彩豊かな中国風建築で完全に「陽」の雰囲気ですが、台湾で訪れた孔子廟も似た様な(でももう少し色彩は抑えられていた様な)佇まいだったので、こちらが一般的なスタイルなのでしょう。

 回廊に囲われた中庭には「賢人」の白い石像がズラリと並び、その間を漢服らしき装いの人がチラリ、チラリ。レイヤーさん?と思ったのですが、併設の博物館で漢服と面の体験をやっていたので、それだったのかも(でも、それにしては仰々しい撮影機材を抱えていたなぁ)。

 また博物館には孔子の教えや孔子廟の歴史などが詳しく展示されているので興味がある人にはお薦めで、一方それほどでも無い人はあっという間に見終わってしまうかもしれないけれど、東洋風異国情緒はいかにも長崎、なので一度は来てみた方が良さそう。

 孔子廟を訪れた後、赤レンガ通りから左に折れた先に突然現れる石畳の急坂が、あの「オランダ坂」(の反対側?)。
 左手にそれらしい洋風建築。さらに石畳の道を先に進むと今度は左手に赤レンガの大きな建物。これも古い洋館なのかな(大きすぎるけど)と思ったら病院でした。
 さらに先に進むと右手の石垣の上にまた古い洋館が複数並んでいて(木造の洋館は瓦屋根に白と淡いターコイズブルーって決まりがあるのかな?)、その後坂を下ると普通の舗装路オランダ通りにぶつかって、ここが多分オランダ坂の終点(入口?)。

 確かにいくつか古い洋館があったし、山の上の活水女子大のキャンパスも古い建物が多そうだし、なんと言っても石畳だし…でもどこが「オランダ」なのか、って問われると「よくわからない」というのが正直なところ(そもそもチューリップと風車のイメージしか無いし…貧困)。
 ただ「ガッカリ」とも思わなくて、車通りはほとんど無く、普通の街中とは違った異国混じりの風景を垣間見ることができるので、時間の制約が無ければグラバー園や孔子廟に行った後に新地中華街へ向かって歩いて帰るのにちょうど良い散歩コースかな、と思います。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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