円覚寺から明月院へまわって、最後に訪れた「東慶寺」。残念ながら立ち入り可能なエリアは木が少な目で、かつ写真撮影NGなので紅葉狩りには不向きかも。
いわゆる「縁切寺」として知られる東慶寺は、なんとなく「森の中の長い石段を必死に駆け上がって逃げ込む寺」というイメージがあったのですが、実際の石段は日当たり良く、高さもまぁ普通(他のお寺とイメージが混同しちゃってたのかな?)。
石段を上がった先の正面にはお堂などは何もなく、通路に沿って左右に本堂や書院などの建物が並ぶ不思議なレイアウト。これは以前あった仏堂が三渓園に移築されてしまっていたり、関東大段震災で建屋が消失したり、という様な歴史を経た結果なのかもしれません。
境内の中には大きな立ち木は無いものの石畳に沿って梅の古木が並び、季節にはなかなか美しそうですが、山門から先は撮影禁止。
一方で石畳からさらに先へ進んだ先にはる墓地は写真を見る限りでは苔むした森の中にある感じですが、こちらは参拝客以外は立ち入り禁止。
そんなわけで一般客が紅葉などの観光目的で訪れるにはあまり適していないと言わざるを得ませんが、そもそもお寺はお参りに来る場所であって観光等の目的にそぐわないのは当たり前、こちらが普通、ということなのでしょう。
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