そろそろ梅も終わりかな、と思いながらgoogleマップを眺めていたら、近場に富士山と梅が楽しめる名所があることを発見。早速行ってみたのですが残念ながら富士山のところだけ雲。また来年。
戦中・戦後の諸々等で今は梅林がある「岡村公園」と「岡村天満宮」に分かれていますが、かつては「天神様の梅林」として有名な場所だったとのこと。
なので、まずは天神様へのお参りから。
まずは天神様へお参り
バス停から結構急な坂を上った先にある「岡村天満宮」は、かつてはかなりの賑わいを見せ、昭和初期には鶴岡八幡宮に匹敵する大きな神社へ拡張する様な計画もあったそうですが、現在の姿はかなりコンパクト。
でも二の鳥居から境内へ延びる石段にはキレイな朱の手すりや灯篭が並び、今でもしっかり信仰を集めていることが伺えます。天神様らしく筆塚や撫牛などが揃っている一方で、梅林とはテニスコートや野球場などで隔てられてしまっており、境内にあるのは数本程度。でも全体的に落ち着いた雰囲気でいい感じ。
また二の鳥居から境内へ上がって行く石段の脇には「ゆず」の壁画。松坂屋屋上にあったものが閉店時に移設されたものだそうで、これを目当てに何人かお参りに来ていました。
ちなみにバス停からgoogleマップで示される道を行ってしまうと境内裏手から入ってしまうことになるので要注意。表参道は大きな石の鳥居がかかる車道(天神道路)であり、急坂だけどガマンして登っていくと左手に二の鳥居が現れるので、こちらからのアプローチをお勧めします。
続いて梅林へ
天神様へお参りした後は「岡村公園」へ。
公園内の梅林は2ヶ所。一つは天神様の本殿とテニスコートの間の細道を向けた先で、北を見下ろす台地の際に十数本の梅が固まって咲いています。多分ここは「天神様の梅林」がそのまま残った場所じゃないかなぁ。
もう一ヶ所はテニスコートやグラウンドの西側で、岡村公園梅林のメインにあたる場所。ただしここは磯子区内にあった自動車部品メーカーが操業〇周年の記念に寄贈した梅100本を植えたものだそう。
公園からは富士山を見通すことができる(多目的広場脇の歩道には富士山の方角を示すマーキング付き)様ですが、生憎この日は晴天にもかかわらず富士山部分だけ雲。また梅林自体はそこから急斜面を下ったところにあるので、「梅越しの富士山」がどんな感じで見えるのかは、残念ながら確認できず。
それほど広いわけではありませんが、見事な枝ぶりの白梅と紅梅がイイ感じで混ざって咲いているので岡村天満宮とセットで訪れるにはちょうど良い散歩コース。ただしかなりアップダウンがあるので歩きやすい靴の方がいいでしょう。
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