艋舺龍山寺(★☆☆,台北)

お出かけ

 台北旅行の〆はNo.1パワースポットとも言われる「龍山寺」 へ。台湾/台北を代表する寺院だけあって、美麗な装飾はもちろん、祀られている神仏も多種多様。訪れている観光客の数もさることながら、椅子や敷物を持参して熱心に経文を読んでいる人も大勢いて、厚い信仰を集める場でした。

 まだそこそこ朝早い時間ではありますが、すでに龍山寺の入り口には大勢の人々。国外からの観光客だけでなく土地の信者らしき人達も多くいて、またお供え物らしき品を売り歩く人影も多数。
 寺の外観や作りは前日訪れた「大龍峒保安宮」に良く似ていますが、それよりも規模は大きく、美麗。またその名の通り、あちこちに「龍」がいます。元々は観音様を祀る仏教寺院ですが、○○菩薩など仏教系の神仏とともに、道教や儒教などが入り混じって孔子や関羽、さらに媽祖など含めて結局100以上の神仏が祀られる一大パワースポットと化してしまったそうです。

 入って直ぐのとろこには中国お決まりの「太くて長いお線香」。せっかくなので、と手に取ってお金を払おうとしたら、なんと無料。
 それを持って先に進むとすぐに元気そうな老人が日本語で話しかけてきて「参拝の仕方」をレクチャー。曰く「最初に線香に火をつけて、それを捧げ持って順に廻りながらそれぞれの神様にお参り」「お参りする時は最初に自分の名前と住所・生年月日、それに願い事を言ってから拝む」「最後に中央にある香炉へ線香を差す」ということで、あながち一昨日基隆夜市で教わったことは間違ってなかった様。
 火が付いた線香を持って歩くのは危ないなぁ(知らないうちに服に穴をあけられそうだし)、と多少逡巡しつつもwhen in Taiwan, do as the Taiwanese doということで神様巡り(ちなみに、元々は香炉が7ヶ所あって1本づつ差していく、という流れだったそうですが、大気汚染防止の観点から1ヶ所に集約されたのだそうです)。

 神仏は基本的には中央に位置する本殿とをれを取り囲む回廊の中に祀られているのですが、とにかく数が多いので過密状態。このため特に回廊の角近くでは正面方向と横方向を拝む人が入り混じり、不用意に頭を下げると別方向を拝む人と衝突しかねないシーンもちらほら。しかも皆結構熱心に、几帳面に一つずつ拝んでいる人も多いので、邪魔しない様に観光メインの人はあまり深入りしない方がいいかもしれません。

 また境内の一角には大勢の人が思い々々に椅子や敷物に座って、熱心に経典を読んでいます。大声で音読したり、皆で声を合わせて祈るという様なことではなく、それぞれが自分のペースで熟読している、という感じです。この様な光景は日本ではあまり見た記憶がなく、信仰の厚さにびっくり(あとで調べてみると、特に第二次大戦後の中国共産党による弾圧は宗教にも及んでおり、結果大陸から仏教信者が大勢逃げてきて定着した、という側面もあった様です)しつつ、あまり邪魔をしてはいけないので早々に退出。

hisashi

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長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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