台北旅行(2日目)

お出かけ

 台湾二日目は、やはり小雨模様。動物園でパンダを見て(人混みゼロ!)、昼は本場のお作法でお茶を飲みたくて街中を徘徊するも空振りし(ちゃんと下調べしないとダメですね)、午後の自然景観(野柳)探訪と夕方の夜市(基隆)は天候悪化の影響で不完全燃焼に終わる、という盛りだくさんの1日になりました。

 5☆ホテルの朝食は、さすがに豪華。緑に囲まれた大きなガラス張りのホールは非常に快適で、ビュッフェのメニューは定番のサラダ・ソーセージ・卵類は言うまでも無く、他に中華,韓国,和食が並ぶ品揃え。中華も炒め物類の他に点心,麺・具・スープの組み合わせを自由にお願いできる麺に中華お握りなど、種類豊富。せっかく台湾に来ているので、中華メインで腹ごしらえ。

 まずは台北市内を走るMRT利用のため「中山駅」へ。平日朝なので通勤の人々が急ぎ足で歩いている中、多くの人が途中で食べ物を買っています。しかも店舗だけでなく路上の物売りからも多くの人が買っていく様子を見ると、確実に一定のニーズがあることが伺えます。朝食なのか昼食なのか、はわかりませんが、こちらでは「食事は外で」が根付いているのかも。

 ICカード「悠遊卡台北動物園」。狙いは夏休みに「あわよくば」と上野で狙うも跳ね返された「パンダ」。人出が少なかったのは雨天の平日だから、だろうけれど、それにしても「係員の監視も無いまま無造作に屋外にいる」「客の行列も無い」パンダに唖然(でも、お蔭で見放題)。思う存分「パンダ分」を吸収し、特に他の動物は見ることなく、園外へ。

 続いて向かったのは東門駅の永康街。ガイドブックによると「茶芸館」が並ぶ通りだそうで、ぜひ本場のお作法で中国茶を飲んでみたい、と思って訪問。
 「古くからの街」という雰囲気が漂う通りには、期待通り「茶」の文字が多数。ところが覗いてみると、どこも「茶葉を売る」お店の様。奥にテーブルや茶器が置いてあるところがほとんどですが、どれも「試飲」用っぽい(実際にどのお店でも紙コップでお茶を勧めてきますし)。
 おかしいなぁ、と思いつつ暫く通りを右往左往。まわっている内に(試飲で)お茶は結構飲めたけど、でも「本場のお作法」を見たかったんだよなぁ…と思いつつ、ここでの「お茶」を断念。

 ちゃんと狙いの店を特定して来るべきだった、と反省しつつgoogleマップで「茶芸館」をチェックすると「中山駅」地下街で良さそうなお店がヒット。早速向かったのですが、ここも空振り。
 休みだったのか、あるいは改修中(地下街の工事地区に近かった)だったのか不明ですが、結局店舗の看板すら見つけることができず、疲れてしまったので近くの「なんとなく台湾っぽく」見えた「學堂豆花圓」で休憩。

 後から調べてみたら「豆花」は台湾人気の甘味とのこと。それぞれ数種類ある「汁」と「トッピング」を選ぶと、小鍋に入った「黒い杏仁豆腐」の様なモノが出てきます。その実態は「小豆」や「黒糖」で作った暖かい汁に入った「白い豆乳プリン」で、食感は「重くないお汁粉」(タピオカや白玉がトッピングなので、ますます汁粉っぽい)。結構外を歩き回ったあとなので、暖かいものが体にピッタリ、ホッと一息。でもやはり口の中が甘くなってしまったので、続いて隣でコーヒーを1杯。

 午後からは「土地の自然な風景も見たいよね」ということで選んだ「野柳」へのオプショナルツアーに参加。前日の「九份」同様に集合場所へ行くと、なぜか普通のセダンがお出迎え。なんと今日の客は自分達1組だけ、とのことで、現地添乗員曰く「この時期(冬)行く人はいない」…(じゃぁガイドブックに載せるなよ…)
 「野流地質公園」は特殊な地質と強い海風が作り出す荒波により削り出されて作られた「奇岩」が並ぶ「奇観」として有名で、実際には冬でもそこそこ人が訪れる場所ですが(日本人以外の観光客もいたし)、着いてみるとなんと「強風/高波のため立ち入り禁止」。近くの高台から見てみると「確かに間違いなく波にさらわれる」状態で、止む無く見学を断念。

 このオプショナルツアー後半は近くにある基隆の夜市に向かったのですが、野柳が短時間で終わってしまったため明らかに「回り道」をしたものの、結局予定より(多分)1時間弱前,16:00過ぎに到着。既にどの店/屋台も営業はしているものの、夜市ならではの「黄色い灯火の列」は点灯前なので、雰囲気半減。また本来であればここで1時間ほど自由行動だったのですが、今回は自分達一組だけなので添乗員がベタ付きになってしまって逆に窮屈で、結局30分ほどで早々に退散。

 まぁ、天候含めて今回は運が無かったということだよね、と思いつつ、予定よりかなり早くホテルに戻ることになり、また満足に夕食も食べられなかったので、改めてホテル周辺へ出撃。
 ホテルの正面側はブランド服店などが並ぶ一方で、背面側の通り沿いにはそこそこ屋台や食堂が並んでいたので「なんちゃって夜市が楽しめるかも」と思いつつ店定め。高級すぎず、でも怪しすぎず、で見て行って、小龍包専門店を選択。
 ところが外観に反して中は結構広めで整っていて、メニュー含めて日本語OKで、味もなかなか。まぁ結果的に良かったかもね、でもなんとなくどこかで聞いたことがある店名だねぇ、と思っていたら、海老名にも店がある「京鼎樓」の台北本店でした…

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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