今回の北海道は3泊全て札幌市内に宿泊。選んだホテルはお馴染みのドーミーイン。ここの魅力は「広くはないけどうまく工夫された使い勝手の良い小綺麗な部屋」と地元の食を意識した品数豊富な「朝食バイキング」、そして何よりも「大浴場」。
着いてみると、かの「すすき野」から僅か数ブロック、アーケードがかかる商店街「狸小路」に面しており、アクセスは申し分無し。
部屋は他のドーミーインと共通の作りでコンパクトながら十分な広さにまとめられており(建物が密集しているおかげで外の眺望は望めませんが、かわりに美瑛の綺麗な風景写真が貼られているところはご愛嬌ということで)、期待通り。また温泉ではないものの大浴場には小さいながらも露天風呂があり、こちらも小綺麗に作られており申し分無し。
さすがに夏休みで人が多く、また海外からの観光客が多く訪れていることから朝食は混雑するかな、と少し心配しましたが、どうやらツアー旅行者には普通のオープン時間よりも早い時間を知らせている様でそれほど混乱することなく、またこちらも期待通り北海道を思わせる(さすがにコスト的に全て地のものとはいかないだろうけど)イクラ・ネギトロの海鮮丼や焼魚など、種類豊富で大満足。
狸小路はちょうど夏祭りの最中らしく、アーケードからは数多くの飾り物が吊り下げられて大賑わい。中国からの観光客が非常に多く、お土産屋さんはどこも中国語でのポップはもちろん、中国語を話す定員さんを数多くの揃え、僅かに混じる日本人観光客まで中国語での話しかけられかねない勢い。
またビックリしたのはドラッグストア。こちらも中国からの観光客で大混雑で、皆化粧品や薬を抱えていわゆる「爆買い」。日本ではごく普通の日常品なのになぁ、と思いながらも、そう言えばかつては(今も?!)日本人もハワイとかで化粧品を抱えて走り回っていたっけ、と思い出したり。
#それにしても、馬油まで爆買いの対象とは…
狸小路を西に向かってアーケードが途切れた先には、なぜか炭焼きのお店が密集。なかなかいい感じのお店が多い中、「炭おやじ」という店に入ってみることに。
店内はいわゆる古くからの焼き鳥屋さん。厨房を囲むカウンターと、その周りにテーブルと一部座敷。さすがに焼き物は結構美味しくて、さて腰を落ち着けて、と思ったらツレが「ハシゴしたい」と言い出したので、お酒&つまみ二巡くらいで切り上げて次へ。
次に前夜見かけた狸小路市場と称する小道にあった立ち食い寿司屋を目指したけど満席。どうしてもシャコが食べたい、というのですすき野で適当に選んで「西鶴」へ。ところが残念ながら時期的にシャコは無いとのことで、適当に摘んで早々に退散。
そうは言っても二軒回って適度にお腹は一杯になったので、三軒目はバー。前の晩も来たAvanti5は壁を取り払ったオープンな作りで、札幌の気候のおかげで蒸し暑くなく心地良い雰囲気で手軽に飲めるお店。しかも極力カウンターには女性が1名入る、というシステムを取っているそうで、女性1人でも気楽に入りやすくなっています。
前夜はちゃんこ鍋を食べた後だったのでサッパリしたモヒートを飲みましたが(さすが北海道だけあって、ミントの生葉を大量にグラスに入れて、マドラーで潰してからお酒と炭酸を注いで作る、という本格派でした)、今日はバーボンのロックを。さすがに大きな丸いグラスはバーテンさんがコツコツと削ってくれたものかどうか、まではわかりませんでしたが、カジュアルな、でも落ち着いた雰囲気の中、美味しいお酒をゆっくり楽しんで、余韻を残しつつホテルへ。