前夜渋谷に泊まったので、明治神宮ヘ初詣。
小~中学生の頃は家族揃って元日昼にお参りし、そのまま秩父の宮へ流れて大学ラグビーを見る、というのが決まりになっていましたが、その後はトンとご無沙汰。さすがに4日ともなると「人混み」とまではいきませんでしたが、それでもそれなりの賑わいはさすが明治神宮。
外国のお客様が多いのは「都心にありながら緑が多い」から、ということを聞いたことがありますが、一方で「天皇を奉っている」神社でもあるわけで、特に右だ、なんだ、と喧しい昨今ではどうなんだろう、とも思いますが、まぁそれはそれ、ということなのかも知れません。
大木が並ぶ参道を進み本殿が近づくと、山門(とは言わないか、神社だから)が狭くなっていることもあって、入場整理中。
何列分か毎に「GO/STOP」の立札と横にテープを張ったお巡りさん達が入り、間を空けながらテープを張ったまま進むことで、全体のスピードをコントロール。殺気立った気配も無く和やかに進み、おかげでスレーズにお参りすることができました。
その後、散歩を兼ねて御苑ヘ。
ここに来るのは実は初めて。小さな茶室付き(らしい)日本家屋があり、そこから見おろす形で少し下ったところに池。そこから水源となる井戸(加藤清正が掘ったそうな)に向かって細長く繋がる菖蒲田。どこも自然を感じさせつつ綺麗に作り込まれていて、人に慣れた野鳥(四十雀?)が餌を啄みに手の上に舞い降りてくる、そんな心和むスペース。
想像よりちょっとだけ広くて、起伏に富む庭園は、明治天皇が皇后陛下のために作らせたそう。確かに素晴らしい庭園ですが、一々説明が「明活天皇の思し召しで」と書かれているところは、ご愛嬌か。
そして御苑巡りのクライマックス?!の清正井戸。ずらりと行列ができて、ちゃんと係員もついているほどなので、暫し並んで順番待ち。そして...
なんのことは無い、井戸というよりは玉砂利に埋まった直径50cmほどの円環の中から水が湧く泉、といった体。水は非常にきれいで、また冬でも絶えず湧き出している、という意味ではとても貴重かつ優秀な水源であることは事実ですが、でも並んでまで見るほどのものか、ましてや係員を一名つけるほどのものか、って感じもしますが、まぁ由緒あるものだから、ということでしょう(ついでに、係員が言っていた「円環の外側はいいけど内側の水はダメよ」も意味不明でした)。