待望のKoozaを観に原宿へ。2005年冬のAlegría2以来、実に5年振りに見たCirque du Soleilはあいかわらず凄かったけど、でも仮説小屋ならではの物足りなさもちらほら。
場所も作りもAlegria2の時と、ほぼ同じ。ワインを飲みつつ(先日訪れた常設小屋Zedのカフェテリアより美味しかった)開場を待って、やがて入場。座席はほとんど一番後ろだけど真正面。前回同様そんなに大きな舞台ではないので、見るのに苦労するほどでは無し。
やがて演目スタート。いわゆる空中ブランコのソロ、って感じのSolo Trapezeは妖艶さを醸し出しつつも、スリリング。また最後のシーソーを使って空中技を見せるTeeterboardはコミカルな動きの中で大技が繰り出され、驚嘆しつつ、楽しさ一杯。そしてなんと言っても圧巻は後半最初の演目、Wheel of Death。予想を遥かに超えるダイナミックさとスリルに溢れ、息つく暇も無い素晴らしい技の連続で、言うことなし!でもそれ以外は…
Alegria2の時にも感じたのだけど、舞台の狭さがネックになっているのか、サーカスならではのダイナミックさには多少かける感じ。また、2つの演目は完全に「中国雑伎団」そのもの。もちろん技としてのスゴさはわかるのだけど、CirqueでやるのだからCirqueでしか見られない様な工夫が欲しくて、ちょっと残念。
すばらしい演技が次々と繰り出され、全体として非常に楽しいショーであることは間違いないです。が、こうしてみると、常設小屋の大きさ・スケールを活かしたZedの素晴らしさが改めて思い出され、また幕張まで行ってみようかぁ、と話しをしながら、帰路へ。
(その後の顛末) 結局Zedは無くなってしまいました。Cirque du Soleilといえど、常設小屋を支えるほどお客さんを集めるのは厳しい、ということなのでしょうか。残念。
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