バラ中心の庭園なので夏は厳しかろう、とはわかっていたのですが、「サマーフェスティバル」で風鈴や風車を並べている、ということなので、涼しげな写真が撮れると思って行ってみたのですが…
入口から入って真正面から大きく十字状に作られたバラのアーケード。5月に来た時はとてもきれいにバラが咲き誇っていたのですが、さすがに今は花はゼロ。
そのかわりに、このアーケードの下に風鈴や風車が並べられて「涼」を醸しているハズだったのですが、なんとも期待外れ。
日本の夏らしく色彩豊かな千代紙などでつくられた「かざぐるま」がたくさん廻っていると期待していたのですが、並んでいたのは単色でくすんだ半透明のビニール製。また風鈴も風車と同じ単色半透明ビニールの短冊と下半分だけかすかに色づいた透明なガラスで模様など無し。
しかもアーケードに延びたバラはビッシリと葉が茂っているため日光がほとんど差さないため、風車の羽や風鈴が陽を浴びて煌めく、という様子もほとんど見られず。
要は、薄暗い中にとても地味な風車と風鈴が並んでいるため(数はたくさんあったけど)、埋没しちゃってほとんど見えず、羽が回っても短冊がはためいても見た目の変化に乏しくよくわからない、というなんとも冴えない様子(写真はどうしてもアップで撮ってしまうため、逆にそのモヤっと感が伝わりませんが)。
しかも風鈴は手が届かない高い位置に並べられているため(邪魔にならない様に、という配慮なのでしょうけれど)、「ズラリと並ぶ風鈴を横から狙う」鉄板カットで撮ることもできず(脚立持参の猛者は別ですが)、なんとも期待外れというしかありません。
一方でまわりを見渡しても、予想通り花はほとんど咲いておらず(ぽつん、ぽつん、とはあっても花びらのどれかは端っこが干からびてしまっているものばかり)、なんとも寂しい限り。
夏なので仕方がない(特に”本当の”イングリッシュガーデンではこれほど暑くなることは無いでしょうから)とは思いますが、でもこれでは「有料」に値するレベルには到底達していないなぁ、というのが率直な感想です。
コメント