海と紫陽花(観音崎公園★☆☆,横須賀)

四季

 ガクアジサイを見に観音崎公園へ。いろいろと楽しめそうな公園でしたが、期待していた「海と紫陽花」の風景を楽しむにはちょっと難あり、でした。

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観音崎公園は複数のスポットが合わさった複合施設
灯台への道は想像よりはハード
そして肝心の紫陽花は…

観音崎公園は複数のスポットが合わさった複合施設

 ガクアジサイの名所として「かながわ花の名所100選」に登録されている「神奈川県立観音崎公園」は、その名の通り、三浦半島の先端近くで千葉県方面へグイっと張り出した観音崎にある公園。
 行ってみるまでは柵で囲われて、正門があって、入場料を払って…という公園だと思っていたのですが、実際には観音崎の灯台を中心に半径1kmほどのエリア内に点在する海岸や広場,アスレチック,さらに美術館や(場合によっては)ホテル…さらに旧軍の砲台跡がいくつも…というエリアを総称する場所を示す様。厳密には「県立」なので範囲はしっかり定義されているのだと思いますが、特に柵も入場門も無く、24時間立ち入り可能でもちろん無料。

 結構広いので駐車場が複数あって、海岸では水遊び・磯遊びができて、また海沿いの一角は無料・手続き不要のフリーBBQスペースがあって、という充実ぶりなので、割と早い時間に着いたにもかかわらず、テントやタープを張って火起こしして…その間子供たちは磯遊び…という人たちが大勢訪れていました。

灯台への道は想像よりはハード

 ガクアジサイの写真を撮る以外には特に目的はなかったものの、せっかくなので灯台へ行ってみることに。
 日本で最初に建てられた(洋式の)灯台(の3代目)ということだし、既に略三浦半島の突端にいるのですぐそこだろう、と気軽に考えて向かったのですが…

 考えてみればあたり前のことですが、なるべく灯台は遠くから見えるように、高い場所で光らせたい。ただし灯台自体は小さいほうが作りやすい(高いと強度確保が大変)ので、結果的に「高台に作る」ことが望ましい。
 調べてみると、灯火の地上高は15m(灯台自体の高さは19m),水面からは56m。つまり灯台のある場所はほぼ40mほどの高台にあたるということがわかります。

 そして海岸から灯台への道は、つづら折りに崖を登っていく細い道。そこそこ勾配があって、でもそれ以上に木々に覆われて湿気が籠っているため藪蚊がいそうで、場所によっては蛭が樹上から伸びてくるかもしれないし(このヘンにはいるのかな?)、さらに「マムシ」の注意を促す看板も。う~ん、あまり通りたくないかも…

 登った先は、やはり眺めの良い高台。残念ながら曇天とまではいかないけれど、空も海も雲と霞に覆われて遠くまで見通すことは難しい天気でしたが、それでも房総の陸塊はもちろん、東京湾を出入りする多くの船や、第1・第2海堡も幽かに見通すことができ、さすが灯台を置くだけのことはある立地。
 次は絶対に冬の早朝を狙ってくるべきか。

そして肝心の紫陽花は…

 さすが「花の名所」とされる場所だけあって、あちこちにガクアジサイが群生しています。
 特に駐車場の裏から高台の広場へつながる道の斜面や、海岸沿いのバーベキューエリア奥の崖を覆う様に、人の背よりも高い位置まで広がり花を咲かせています。しかし…

 ガクアジサイが咲いているのは大半が「海と反対側の斜面」。生垣の様にこんもりと、ではなく斜面を覆う様に広がっているので、写真を撮る時は大半が「海に背を向けて」。「背景に海を臨むガクアジサイ」を撮影できるスポットは略皆無。
 一方で「崖の上に立つ白い灯台」の根本には、1箇所だけだけど、キレイな紫陽花。さすが、と言いたいところですが、ここはガクアジサイじゃなきゃダメだろう…

 結局「海とガクアジサイ」の写真はほとんど撮れませんでしたが、でも単品では結構じっくり撮ることができました。帰る前に食べたアジフライも大ぶりで美味しかったし、まぁまぁ満足度の高い日になりました。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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