仙台では七夕と並ぶ季節イベントらしい(?)光のページェント。最近あちこちで見かける様な派手な装飾は一切無く、でも街道の木々の上までシンプルに光が埋め尽くす光景に、逆に圧倒されました。
週末を利用して仙台プチ旅行へ来てみたら、タイミング良く冬のイルミネーションが始まっている様だったので、夕食後の散歩を兼ねて行ってみることに。
街の北側を東西に走る定禅寺通りは片側2車線、往復4車線ほどの広い通りですが、中央をベルト状に走る遊歩道の左右と車道の左右、計4列の立派なケヤキ並木になっています。
もちろん季節的に葉は全て落ちてしまっていますが、この4列のケヤキの枝々の先までLEDライトが覆い尽くす、光の林が「SENDAI光のページェント」です。
最近はあちこちでイルミネーションを見かけますが、その大半は赤や青など彩りも鮮やかで、また小屋や動物などいろいろなカタチを模擬したり、流れる様な点滅や仕掛けなどを配して派手さを競っている様に感じます。
しかし、ここ仙台の「光のページェント」は呆れるほどシンプル。電灯色一色、点滅など無し、造形モノ無し、ただ木々の枝の隅々まで小さな光が灯っている、という潔さ。
公式ホームページ情報によると、約500mの区間で125本のケヤキに約47万個のLED、ということですが、生えているケヤキが全て道路の上まで高く、大きく枝を広げているため、頭の上を星がただ覆い尽くしている、という感じで、逆にそのシンプルな迫力に圧倒されてしまいました。
途中一ヶ所、募金をすると入れる簡易見晴台っぽいモノ(スマイル☆デッキ)があったので、当然ながら利用。人数制限5~6人ほど,高さもせいぜい1.5mほどのごく小さなスペースだからか、ほとんど待つこと無く上がることができましたが、ちょうど一番下の枝より少し高い位置から見通すカタチになるため、また少し違う風景を楽しむことができました。
一般の道を使っているのでもちろん無料。シンプルに仙台の人々が楽しんでいる冬のイベントに参加させてもらった感じがして、気持ちよい夜の散歩を楽しむことができました。
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