すっかり暖かくなってあちこちで桜が見頃を迎えつつありますが、あいかわらず遠出は憚られるので近場でそっと、ちょっとだけ堪能してきました。
気が付くともう一年くらい「遠出禁止(自粛)」が続いており、すっかり季節の変化を感じる機会が減ってしまっていますが、それでも桜開花のニュースが流れると、どこかへ出かけて行きたくなってしまいます。遠出をすることはできないけれど、せめて近場でどこか無いかな、と思ってwebを漁ってみると、綾瀬市にある城山公園が桜の名所のひとつになっているとのこと。駐車場もある様なので、出かけたついでにちょっと立ち寄り。
目久尻川沿いの高台にある城山公園は、その名の通り鎌倉時代に建てられらた早川城の址だそう(ただし文献などはほとんど残っておらず、過去の発掘調査でも鎌倉時代の痕跡は見つかっていない、とか)。中には日本庭園(かなりコンパクト)やローラーコースターを備える遊具エリアとか(ちょっと日当たり悪そうだった)などの他にバーベキューサイトもあって、そんなに広くは無いものの公園としてしっかり整備されている様子。
公園の中央には「きっと本丸の様な中心スペースだったのだろうな」と思われる広場があって、めざす桜はその場所に。それほど数が多いわけではありませんが、どれも枝を大きく広げて立派な佇まい。並木などでは無いので張り出した枝が邪魔もの扱いされることもなく、自由に伸びた結果なのでしょう。
青空の下で、ほぼ満開の桜はとてもキレイ。そのまま地面に寝転がってのんびり桜を眺めていたい、そんな気分にぴったりのこじんまりとした広場です。が、桜が咲いているのはこの広場だけ。
私自身は道や川に沿って人の手と自然がきれいに混じり合う、桜並木の風景の方が好きなので、ちょっと物足りない感じもしてしまったプチ花見でした。
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