ルーテシアの安全祈願で寒川神社へお参りしたついでに神苑へ。池をとりまくコンパクトな和式庭園ですが、想像以上に緑が深くて厳かな気分になれる場所でした。
以前メガーヌの安全祈願で訪れた時には時間が無くて行くことができなかった「神嶽山神苑」。天気もいいので今回は是非行きたいと思っていたので、早めに参拝。
あいかわらず「外出自粛」とはいうものの、日が良かったのか赤ちゃんを抱えたお宮参りも含めて結構多くの人が訪れていてビックリ。御祈願もいつも以上の混雑ぶりで、前の組のご祈祷中に次の組が廊下で待機。さらにご祈祷の途中で祈願者の名前と祈願内容を読みあげる段になったら神主さんがもう一人登場し、二人で同時にそれぞれの祈願者・祈願内容を読み上げ始めたのには唖然。まぁ聖徳太子は10人同時に聞き分けたそうなので(!)神様にとっては造作もないことなのでしょうけれど、こんな時短バージョンに遭遇したのは初めてでした。
無事お参りして、さらに車をお祓いしてもらってから神苑へ。入るとすぐ目の前にあるのは、寒川神社の起源に深くかかわっているとされる「難波の小池」(でも、どんな関わりなのかはどこにも書いてない…)。木々に埋もれる様にひっそりとあり、撮影禁止になっていることもあっていきなり厳かな気分。
そこからさらに巨木の間を進み、「神嶽山」と呼ばれる、これまた由緒のありそうな(でも、どんな由緒なのかはどこにも書いてない…)小山(塚?)を回り込むと、その先に池を囲むように設えられた和式庭園がありました。
池は難波の小池と八氣の泉という二つの湧水を集めたものだそう。寒川神社の参道や境内と同様に太い木々に囲まれた静かな空間の中、小さいながらも資料館と茶室があり、また神嶽山を背負う岸辺には能舞台が作られていて、それを茶室から観賞できる様になっています。
タイミング的に花はあまり咲いていませんでした(一部ツツジがあったくらい)、池に移りこんだ青空と木々の緑が映えて、とても落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと散歩を楽しむことができました。
寒川神社自体はとても有名なだけあって拝殿など大きくて華やかな感じがありますが、その裏手にあるこの神苑は、どちらかというと厳かな感じ。能舞台周りは多少派手目な感じは否めませんが、それ以外は華美に走ることも無くシンプルな佇まい。昇殿祈願をしないと入れない様ですが、一度訪れてみると寒川神社の印象がまた変わるかもしれません。
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