待ち望んだ「小さい」iPhoneがついに発表されたので、もちろん予約解禁日に申し込んで、無事購入。やはり「”小さい”は正義!」です。
3GS以後ずっと愛用しているiPhoneですが、X以後の肥大化路線はとても「スマート」とは思えず、本来であればバッテリ劣化なども考慮して略2年毎に買い換えてきたにもかかわらず、8から11へは買い換える気になれず、一旦様子見。正直8でも特段不満は無かったものの、やはりバッテリ劣化が気になりだして、次はSE(第2世代)しかないか…(でも型落ち品を買うみたいでイヤだなぁ…)と思ってた時に突然「mini」の噂。
おぉ、と思って心待ちにしていた正式発表で「寸法以外は12と同スペック」ということがとても嬉しくて、予約開始日に即オンラインで申し込み。発売日に配達されたのだけど、まさかの宅配店時短営業で当日受け取りができず、都合もあって3日遅れの入手となりました。
手にした実機は8と横幅・厚みはほぼ同じで、ちょっと縦が短くなり、そして結構軽くなって「これこそがスマートフォン」(まぁ、個人的にはあと1mmほど分厚くなってもいいので背面カメラがまでフラットの方がいいけど)。ポケットに納めやすく、片手で持って自由に使えて、実にしっくりする大きさです。私自身は「スマートフォンは常に持ち歩いて、即使える」ものと思っているので、ポケットに入らない、片手で指が届かない代物を「スマート」とは呼びたくないのです。
一方で、8やSEと比べると「本体サイズが小さくなったのに画面サイズは拡大」とされてはいますが、コチラはちょっと微妙な感じ。横幅はほぼ同じなので主に上下に伸びたことになりますが、上部のノッチと4隅の大き目のコーナーRで画面が蹴られてしまうため、結局体感的な有効表示面積は8からほんのちょっと長くなっただけ(実際に、ホーム画面で縦に並ぶアイコンは同じ6個だし)。
元々8でも動作モタツキなどは感じていなかったためCPU等処理能力の向上分は置いておいて、他に8から変わったのは「face ID」と「超広角レンズの追加」。
face IDの認識率の高さにはビックリしたけど、マスク必須のこのご時世では逆に足かせになっている感じは否定できず。よくお風呂でiPhoneを使うので、手がぬれると付けなくなるtouch IDより便利かと期待したけれど、センサ部の水滴により結構な頻度でface IDも誤動作するのでガッカリ。
デザイン的にはtouch IDが無い方が断然スッキリしているけれど、face IDよりはiPad Airで新しく採用された「側面touch ID」こそが正解ではないのかなぁ、と思います。
一方の「超広角カメラ」は、地味に便利な感じ。今までもパノラマ写真機能で撮れなくはなかったものの、1発で撮れる方がラクだし、また旅先などでは自撮り棒無しでも超広角モードで目検討でシャッターを切っておけばなんとかなってしまうのも楽で便利(apple watch併用ならもっと確実だけど)。
他に、暗いシーンに強くなったらしいけれど、残念ながら今のところきちんと試せていません。
11以前からの外観上のもう一つの変更点は4~5S時代の「ソリッドな側面」です(4の時はアンテナデザインの失敗で話題になりましたが)。感覚的には6以後で採用されていた「丸み」をスッパリ切り落として、その分小さくなった、という感じです。
個人的にはコチラのデザインの方がすっきりしていて好みであり、またグリップしやすい様に感じます(丸みがある方がグリップしやすい、という人もいますが)。
まぁ8から比べると機能面での差はあまり感じませんが(スペック上の差は大きいのでしょうけれど)、最新の機能をミニマムなサイズにギュッと詰め込んだ、まさに「スマートフォン」と名乗るにふさわしい機種になったと思います。
もちろん他には「5G対応」という大きな進化があった、とされていますが、正直現状は「なんちゃって5G」だし、私の日常生活域では5Gなんか飛んでないので、そこは最初から眼中にはありません。
あとはこれでLDACなどのハイレゾ規格に対応していれば言うことないのに…と思いますが、今のappleはどちらかというと状況に応じて音を加工再生する様な方向に興味が振れており(computational audioとか)、今後も対応することは無いのだろうなぁ。
Apple iPhone 12 mini(256GB)ホワイト/simフリー 90,800円(apple)
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