盛岡三大麺(というものがある、と今回初めて知りましたが)の一つ、「盛岡冷麺」を食べに「ぴょんぴょん舎」へ。正直言うと「店がキレイすぎ」て「土地のモノを食している」感は乏しくなりがちですが、盛岡独特の「コシが強く透き通った太めの麺」を使った冷麺を美味しくいただくことができました。
ここに来るのは実は2回目、7年ぶり。当時は適当にgoogleマップ上でヒットしたお店の中から評判の良さそうなところを選んで訪れたのですが、今回ちょっと調べてみたところ、実は盛岡冷麺の原型が生まれたのは60年以上前だけど、「盛岡冷麺」の名を使ったのはこの「ぴょんぴょん舎」が最初、と知りました。
たいていの”冷麺”店と同様に「ぴょんぴょん舎」は「冷麺屋」ではなく「焼肉屋」なのですが、それにしても店内は広くてキレイ。1~2F吹き抜けのメインフロアは白い石張りと板張りフロアが半々で、そこに白い大きな丸テーブルと角テーブルが間隔を置いて並べられ、そのテーブル上にグリルが埋め込まれていなければ滝肉店ではなくカフェかイタリアンレストランの雰囲気。
まるで「東北の街に来て地のモノを食べる」という様な雰囲気とは正反対の店づくりではありますが、出てくる冷麺はさすが「元祖」。盛岡冷麺といえば「白く透き通った太麺」が生み出す「噛み切れない!」と思えるくらいの歯応えですが、「ぴょんぴょん舎」の麺は少し黄色がかっていて歯応えパッチリ。
個人的には汁がある麺は暖かい方が好きなのですが、さすがにココまでの歯応えを保つためには「冷たいスープ」じゃなければ成立しないでしょうし、またここのスープは冷たくても充分コクがあって、美味しくいただくことができました(そうは言っても、一度「暖かいスープの冷麺」を試してみたい気はしますが…)。
前回来た時は冷麺しか食べなかった(あの時は盛岡駅まわりで複数店を食べ比べてました)ので、今回は小さい石焼ピビンパもあわせて注文。ちょうど昼時で忙しかったからか、器の温度がお焦げを作れるほど熱く無かったのが残念でしたが、コチュジャンを足しつつこちらも美味しくいただきました。
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