手頃で、でもちゃんと味わえるワインを求めて元町のPierothへ。試飲ができるワインバー(有料で飲食もできるワイン売場?!)は如何にも元町らしい小洒落たお店で、食事をしつつ赤・白10種ほどワインを試させていただき、美味しいワインに出会うことができました。
以前買ったCigalus補充のためピーロートのサイトを見ていたら、同じベルトランでも比較的安いワインがあることがわかり、でも味を見ないでロット買いする勇気は無かったので、食事がてら元町にあるアンテナショップへ行くことに。
ここは以前羽田で行ったWorld Wind Bar同様にワイン卸のピーロートがやっているアンテナショップで、普通に食事をすることもできますが、それよりも実際にワインをいろいろ試してまとめ買いする、という用途が(多分)メイン。元町通りに面した店の正面には試飲用のワイン瓶を載せたワイン樽が置いてあり、結構通りすがりにひっかかって(!)いく人も多い様。
メニューは「品数豊富!」とまではいきませんが、いかにもワインに合いそうな生ハムやチーズ,パテなどのオードブル系と、パスタ・ピザが数種で、肉料理もいくつか。
適当に頼むとさっそくお店の人が、まずはワインの好みなどを聞きながら試飲がスタート。
赤・白それぞれ好みとだいたいの価格帯を伝えるとすぐにいくつかワインが出てきて、さらにその味に対する反応を見ながら次々と出してくれます。残念ながら当初の目的だったベルトランの廉価ワインは置いてありませんでしたが、無事ほどほどの樽感でしっかり味のPanameraシャルドネと、バーボン樽熟成でつけられたスモーキーな香りが重々感を増してくれるLos Intocablesマルベックに行きついて、それぞれ半ダースずつ購入。
当初の目的を果たしてやれやれ、と思っていたらすかさず店員さんが「せっかくなので、ちょっと良いワインも味わってみませんか?」というコトバについ「ハイ」と答えた瞬間複数のグラス(今まではプラスチックカップだったのに、やはり高いワインはグラスで出してくれるのね…)。すでに充分こちらの好みが伝わっているからか、出されたワインはどれも重々の渋々。やはり(高いワインは)味の厚みが違うなぁ…と実感しつつ、結局Prisonerの赤と白を購入決定(さすがに半ダースずつ、とはいきませんでしたが)。
ピーロートは売り込みが激しくてしつこい、などと言う評判もweb上では散見しますが、こちらに知識が無くても試飲したワインに対する反応を見ながら合いそうなものを見つけてくれるし、ちゃんと価格帯を伝えておけば無理矢理高額商品へ誘導していく感じも無く、安心して選ぶことができました(まぁ、確かに頻繁に電話が掛かってきますけどね… いつも留守電なので気にしないけど)。
固定店はちゃんと食事を摂れるので料理との相性も確認しながら味を試すことができるし、時間に追われることもなくリラックスしてワイン選びを楽しむことができるので、大桟橋などでやっている試飲会よりもいいなぁ(その分食事代はかかるけど)、と実感しつつ、残ったワインを最後まで味わいました。
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