「善光寺に最も近い酒蔵」というフレーズを持つ「よしのや」。夕方だったので酒蔵見学はできませんでしたが、試飲エリアにはズラリとお酒が揃っており、自分の好みとも照らし合わせながら、じっくりと知人へのお土産を購入することができました。
「善光寺」交差点を西に向かってすぐ、宿坊街に隣接する場所にある、いかにも酒蔵っぽい白壁と木でつくられた建物が、その名も「西之門」を醸す「よしのや」。
足元に明かりが並べられた暗い土間を通り抜けた先に、酒蔵とともにレストランや直営店などがあり、見学や試飲をすることができる様になっています。
店内に入ると試飲ブースが4つほど。それぞれのブース毎に主要銘柄が一通り揃えられ、担当がつきっきりで試飲対応。つまり、同時に4組ほどの客に試飲させることが可能になっています。
試飲できるのは西之門ブランドの純米大吟醸3種と純米吟醸2種などメジャーどころ一通りと、にごりや梅酒、そして甘酒など。他に金山寺味噌に似た「善光寺味噌」や「醤油豆」なども試食させてくれます。
こういう試飲エリアではつい「売るぞ!売るぞ!」という熱が伝わってきて近寄りがたい空気を感じさせたり、あるいは途中で「もういいや」と思ってしまうこともありますが、ここは売り込むために熱弁を振るうのではなく、それぞれのお酒の特徴だけ教えてくれて、あとは客の好みに応じてお酒を変えたり、説明を加えたり、という感じの対応をしてくれて、わりと気楽にお酒を比較試飲することができました。
せっかくなので一通り試飲しましたが、全体的にかすかな甘みとともに旨みを強く感じるお酒が多く、自分の好みにはあう感じ。このまま試飲を続けると、近くの飲み屋に入って本格的に飲みたくなってしまいそうになったので、知人用に4合瓶を中心に何本かお土産として購入し、ふんわりイイ気分で試飲終了。
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