ランチでも、と思って立ち寄った通りで偶然見つけて入店。店の雰囲気も良く、美味しくいただくことができて、値段もかなりリーズナブル。「ハレの日ご飯」と考えると少し物足りないかもしれませんが、その名の通り気軽にフレンチを楽しむにはピッタリのお店でした。
GWの都内、正午過ぎ。外へ向かうクルマで渋滞中の首都高に反しガラガラの下道を使って帰宅の途中。お腹もすいたしランチでも、と思って適当に入った横道は、細い割にはそこそこお店が立ち並んでいたので不思議だなぁ、と思いつつ、コインパークにクルマを入れてお店探し(実は神楽坂にいたことは後で気づきました)。
蕎麦も美味しそうだけど、こっちはフレンチ…と思って店名を見たら「俺のフレンチ」。旬を過ぎてかなり経つ感もありますが、まぁ話のタネにもなるしと思って覗いてみると、2名分だけ席が空いていたので入店。
10卓ほどのスペース(ちょっと囲われた半個室もあった)で、客席からキッチンが覗ける半オープンキッチンスタイルの店内は、2名席のサイズなどファミレスか?と思う点も無くはありませんが、全体的には適度なカジュアルさで居心地は悪くありません。またお勧め紹介や料理の説明などの対応も、普段よりちょっとだけ良いお店に来た感を感じられます(リーズナブルな値段で料理を出すために味以外を全て切り捨てた、と言う感じはありません)。
お店の狙いが「高級品を手頃な値段で」なので比較的コッテリ系に力を入れているのでは、と思いますが、やはりそれらはワインと一緒にいただきたいので今日はガマン。特にランチコースなどは無かったので、二人で前菜を一つずつとって、メインとリゾットは1つをシェアするカタチで注文。
アミューズ(有料だったけど…)含めて料理はどれも比較的シンプルな盛り付けで、野菜のムースや魚のタルタルなどどちらかというと素材の味重視の料理も、また味付けがしっかりしているメイン(ホロホロ鳥のロースト)も、どちらも美味しくいただくことができました。
このお店と料理であれば、かなりコストパフォーマンスは高いなぁ、と納得する一方で、ちょっと使い方が難しいかも、とも感じました。
「ハレの日ご飯」としてフレンチを食す、ということであれば、やはりもう少し高くてもしっとり落ち着いた雰囲気のお店の方がいい様に思います。一方で「普段使い」と考えると、気持ち高く感じます(特にワインを飲みながらしっかり食べる、となるとそこそこの値段になりそうです)。
ただこの値段でこれだけの料理が食べられる、というのはやはり貴重であり、家の近くにあったら年に数回は通ってしまうかもな、と思える良いお店でした。
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