姪が高校受験なので、合格達磨を貰いに平塚の「前鳥神社」へ。ここは日本で2ヶ所しかない、学問の神様を祀る神社ということを初めて知りました。
自転車で相模川を下る時に湘南銀河大橋を迂回する際のルート上にあるため時々立ち寄っていた前鳥神社。以前「良いことを先取りする」という意味で受験/就職などのご利益があると聞いたので、身内の受験などの際に何度か立ち寄って合格達磨をいただいていましたが、今回は姪の高校受験のためツレと車で来ました。
ちなみにここの達磨はちゃんと6日間お供えして祈願が込められているもので、さらにそれをただ売るのではなく、名前と受験校を書いた紙をお渡して後日祝詞をあげていただけるて、さらに合格後に持ってくると域内の「奨学神社」に名前付きで納めてくれる(つまり奨学神社内に並んでいる達磨は全て「合格した人」)、という手厚いケア付きです。
まずは一通りお参りしたあと、達磨購入のため社務所へ。用紙を貰って書き始めたところでコレは実は「御祈願」の申込書、と気づきましたが、今回は難関校チャレンジらしいので奮発!ということで(受験者本人は同行していないけど)お願いすることにしました。
さっそく本殿に通されて、御祈願開始。祝詞をあげてくださる神主さん以外にもう1名女性の神主さんがサポートでいらっしゃいました。女性の神主さんは初めて見ましたが、衣装は男性神主と同じなのですね。なかなか凛々しく勤められていました。
今まで寒川神社や大山神社でお願いした時はどこも他の祈願者とセットでしたが、今回は私達だけだったので受験合格に絞った祝詞だったので、日々精進して頑張っているからよろしくね、という様な(雰囲気の)内容でしっかり奏上してくださり、申し込んで良かったなぁ、と実感。
また、祝詞やその後のご挨拶で神主さんが盛んに「学業の神様」と仰っていたので調べてみたら、なんと前鳥神社の主祭神は「菟道稚郎子命」と言って、論語などを日本で最初に学んだ「学問の神様」だそう。しかも、この神様をお祀りしている神社は日本で2つのみ、とのこと。
「学問の神様」というと一般には菅原道真をお祀りした「天神様」が有名ですが、それよりも数百年前の「神様」ということで、増々ご利益がありそうな気がしてきました。
菅原道真を祀った「奨学神社」脇では数本の梅が花をつけていましたが、本殿側は横奥に1本だけ立派な「寒桜」。うっすらと霞がかかった春の青空をバックに綺麗に咲き揃い、実に見事。すっかり春爛漫気分になれました。
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