人伝に「海老名に天麩羅屋がある」と聞いて探してみたら、ガーデンズテラスの4Fにリーズナブルな値段でお洒落に天麩羅を食べられる、海老名では貴重なお店「きんのたかお」を発見しました(「博多天麩羅」の定義は未だにわかりませんが…)。
大好きだけど揚げ油を使うのはハードルが高いため「外で食べるもの」と決めている天麩羅。残念ながら海老名駅周辺には専門店が見つからず(串揚げ屋や天麩羅を出す蕎麦屋はありますが)諦めていたのですが、先日人伝に「天麩羅屋がある」と聞いて改めて調べてみたら、1年ほど前にガーデンズテラス4Fに開店したことを知り(今まで4Fに上がったことが無かった)、早速訪問。
店名に添えられた「博多天麩羅」の意味合いが気になりwebで調べてみるものの「揚げ立てをひとつずつ出す」程度のことしか見つからず、そんなの天麩羅専門店なら当たり前だろう、と思いつつ入った中は、ほぼ全面ガラス張りで黒基調のオシャレな作り。中央には照明絞り目のコの字型カウンターが配されて、落ち着いた雰囲気。
メニューは最後に食事がついた「定食」が目立ちますが、ちゃんと単品で肉・海鮮・野菜の天麩羅が定番ものと季節ものそれぞれで用意されています。また飲み物はビール・焼酎・日本酒の他、複数種用意された「天麩羅とあうワイン」を推している様。
他に刺身や焼き物など天麩羅以外のメニューもいくつかありましたが、まぁ基本は「天麩羅を食べる」ところと考えた方がいいでしょう。
鮨同様に天麩羅もタネによって味/食感が大きく変わるので、まずはお任せということで「盛り合わせ」と白ワインを注文し、一通り食べた後に好きなモノを追加で頼む、という流れで食べました。
揚場はカウンターの中の中央に囲われる様に作られており、そこから揚げ立てを2~3品ずつ持ってきてくれるスタイル(さすがに高級店の様に「目の前で揚げる」ほどではありません)。比較的厚め/大きめに切られたタネが纏う衣は薄めで余計な味付けもされていないため、塩やレモンでタネそのものの風味と歯応えをしっかり味わうことができます。特に江戸前では珍しい厚切りのゴボウや、ヒレをピンと立てて自立する大振りのシシャモはとっても美味でした。
店内はオシャレ&静かで天麩羅も美味。また揚げ物なのでバクバク食べない、ということもあろうかと思いますが、値段も想像よりもリーズナブル。ちょっと大人の雰囲気でゆっくり美味しいものを食べたい、というニーズにはピッタリな感じ。
また定食が充実しているので一人でご飯、という使い方もOKそう(実際にカウンターには一人ご飯のお客さんも数人いたし)。
ただし、最初に「飲み放題のウーロン茶です」「食べ放題の明太昆布と漬物です」とハキハキ説明しながら置いて行ったのはマイナス点。店の佇まいにそぐわず、いきなり興醒め。まぁ、それらが無料でテーブルに置いてある、というのが「博多天麩羅」の一つの共通点らしい、ということはわかりましたが…
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