台風が遅くまで何度も来たかと思うと暖かい日が続いた直後に冷え込んで、また暖かくなって…と季節の変化がよくわからないなぁ、と思っている間にもちゃんと秋が来ていた様。晴天に誘われて訪れた大山は、まさに紅葉真っ盛りでした。
webをチェックしてみると、ちょうど「もみじ祭り」の最終日。ここは普段でもあっという間に駐車場待ちで渋滞してしまうので、さすがにこの季節は無理だろう、と思って電車/バスを選択。
伊勢原駅からは「直行バス」が運行。車内では伊勢原出身の落語家による軽妙な口調での大山紹介アナウンスに続いて「小話」がいくつか。このヘンは比較的和風の景色が広がっていることもあってそれなりの風情を感じさせてくれたものの、車内の笑いを誘うほどのものでも無いので「落ち」ごとにしばらく「無音の間」。こういうものは、ちゃんと効果音として「笑い声」も入れておいて欲しいなぁ。
バスを降りて、ケーブルカー駅まで石段が続く参道は、さすがに普段より人は多いものの思ったほどではなく、案外と人出は少ないのかも(3連休の最終日だからかな)…と思っていましたが、ケーブルカー駅につくと長蛇の列。そりゃそうかぁ、と思ったものの、駅員さんが人数を数えながら定員までキッチリ乗せているお蔭でまぁまぁの時間で乗車~阿夫利神社へ到着。
ケーブルカーを降りた先は、まさに紅葉真っ盛り。幸いにも雲がほとんど無いキレイな青空の下で、赤/紅/橙/黄…に色づいた葉が一杯に陽の光を浴びて、これぞ日本の秋という感じ。人出もさすがで、いかにも登山っぽい恰好をした人からヒールの女性まで様々な人たちが色づいた木々にカメラやスマホを向けています。
今まで大山は新年(安全祈願)や春先に何度か来ていますが、紅葉の時期に来たのはこれが初めて。ここまで見事とは思いませんでした。
お参りしたあとは再びケーブルカーにのって中間駅で下車、大山寺へ。
こちらは本殿に向かって傾斜60度くらいあるだろ!?って思えてしまう急角度で伸びる石段があり、そこが一面真っ赤に染まる紅葉の名所。残念ながら山襞に隠されてすぐに日が落ちてしまう場所なので、まだ午後一時にも関わらず既に夕方の雰囲気(陽が差していればもっとキレイなんだろうなぁ…)。
夕方になるとライトアップされて昼間以上に幻想的な世界になるそうだけど、さすがに翌日は会社だし、夜の防寒対応もしてきていないので、大人しく退散。
ここから再びケーブルカーに戻ることもできるけど、なんとなく「あと半分だし歩くか」ということで、そのまま下山。
ほぼ全域斜面ではなく石段(しかも結構石積みにバラつきがある荒れたもの)だったために歩き方に工夫する余地もなく、ひたすら足を動かすのみ。下りの方が足に来る、とはよく言いますが、下に着いた時には「明日は辛いだろうな」状態に。
まぁ体を動かすことができて、結構じっくり写真も撮れたし、なかなか良い休日を過ごすことができました。
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