ここ数年の欧州車トレンド通り、メガーヌⅣもセンターコンソールにApple Carplay対応のカラー液晶タッチパネルが標準設定。車内外でシームレスに使えて便利!と期待したのですが、懐かしの「純正マップ問題」再燃!でした。
多くの場所で「Carplayを使ってiPhoneをミラーリング」という表現を目にしていたのですが、実態は”ミラーリング”には遠く及ばず、iPhone機能の”一部”が使える簡単なメニュー程度でしかなかった、というのが正直な感想。使えるアプリはいずれもapple純正アプリの電話,メール・メッセージ,マップと一部の音楽系のみ。
当然ナビはapple純正の”マップ”アプリしか対応しておらず、yahooカーナビどころかGoogleマップすらダメ、という呆れた仕様だった、というのが問題の本質。
この”マップ”アプリは立ち上がり当初地図の間違いだらけのお粗末さで広く知れ渡った代物。それから版を重ねて地図の誤りは無くなった様ですが、使い勝手の悪さは依然として目を覆うばかり(もっとも何点かはメガーヌのパネルからの操作なので、もしかしたらCarplayそのものではなくルノー側の制約かもしれませんが)。例えば…
そもそも行先検索で「漢字が使えない(ローマ字!)」。
検索されたルートは複数提案されるものの、例えば有料道路利用する/しないを選ぶことはできない(事前にiPhoneで、しかも「設定」メニューから指定しておく必要あり)。
渋滞情報は活用してる様だけど(もしかしたら使っていないかも)、画面上には渋滞地点が表示されないため、「この先渋滞はあるのか?」「あとどのくらいガマンすると渋滞を抜けられるのか」などが一切わからない。
などなど。
そして、もっとも許せないのが「たどたどしい音声案内」。聞くに堪えないレベルなので切りたくなるけど、曲がるタイミングなどの指示表示が貧弱すぎて役に立たないので、ガマンせざるを得ない(幸いにも音声案内と同じタイミングでapple watchも振動して知らせてくれるので、自分は専らwatch頼りで使ってます)。
こんなに問題があるのに、このディスプレイが場所をとっているためナビを後付するスペースが略皆無という悩ましい状況なので、なんとかCarplayが進化してくれることを期待したいところ。
次期型iOSではマップ以外もCarplay可になることがアナウンスされている様ですが、さてさてそれまでガマンできるかなぁ。
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