7年ぶり、二度目の出島。半日ほど時間ができたので長崎市内観光を、と思ってもなかなか行くところが思いつかず(以前来た時に一通り回ったので)、ガイドブックを開いても食べ物屋サンしか載っていないので諦めて、ホテルから歩いて行かれる出島まで散歩。
かつては教科書で見たとおりの「島」だった「出島」は、その後周囲が埋め立てられて地続きになってしまいましたが、最終的には四方を海に囲まれた形に戻すべく長崎県で長期取組中。
前回来た時は多くの建物が復元されていましたが、さらに今回来てみると「江戸時代の唯一の出入り口」であった「橋」が同じ位置に、(きっと)同様のデザインで復元されおり、より「出島」っぽくなっていました。
一方で建物については、だいたいの復元は既に終わっていたからかあまり変化は感じられず、当時の部屋や倉庫跡などを説明付で紹介されてはいますが、なんか「出島」の語感から(勝手に)期待しちゃうレベルからはちょっと残念な感じ(あちこちに着物を着た「当時の人々っぽい」人達を配して一所懸命盛り立てようとしている感じもちょっと痛々しい…)。
史物の保存・展示ももちろん重要だけど(また、そういう名目じゃないとなかなかお金も出ないのかもしれないけど)、元々狭い場所でもあるし、もう少し「異国情緒感」を前面に押し出した半商業施設にした方が、却って「出島らしさ」含めて後世まで残されていくのではないかなぁ、と強く思いました。
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