諏訪神社~松森天満宮散歩(長崎)

お出かけ

 特に学業成就や商売繁盛の様なお願い事はありませんが、せっかくなので市電に乗って、長崎市の氏神様である諏訪神社と松森天満宮へお参り散歩。

 市電の停留所がある大きな交差点から真っすぐのびる石段の先、昔はお城だったの?!と思える様な立派な石垣の上に鎮座する「諏訪神社」は、毎年「長崎くんち」が奉納される大きな神社。石段の上から長崎市全域を見守る氏神様(広っ!)なのでさぞ由緒正しかろう、と思ったのですが、今の様に立派になったのは江戸時代になってから、とのこと。実はこのヘン、戦国時代はキリスト教が盛んだったので、寺社が全て取り壊されてしまった一角らしいです。

 あちこちにいろいろな狛犬が置かれていますが、特に異彩を放っているのが本堂左手、「こより」で足が覆われた狛犬。ご利益は「止める」だそうで、「酒・煙草を止める」「すべり止め」さらには「病気の進行を止める」など、願いをこめて「こより」を巻きつけるとのこと。なぜ「こより」なのか不思議ですが(足止め?)、全く足が見えなくなるほど巻き付けられているので、きっと多くの人の願いを受けつつ今に至るのでしょう。

 そして諏訪神社の長い石段の下1/4くらいのところを右に折れて進んだ先が、ちょっと鄙びた(失礼!)感のある「松森天満宮」。長崎市内では数少ない梅のスポットなのですが、まだ時期的にちょっと早く(九州なので暖かい様に思ってしまうけど、関東地方の方が梅は早いのですよね)、一方で以前来た時には良い匂いを漂わせていた蝋梅は既に終了、という残念な結果。

 この神社の外囲いの欄干に嵌め込まれた板にはいろいろな職人の仕事の様子が掘りこまれており(もちろん江戸時代のもの)、色あせてしまって見づらい部分もありますが、一個々々見ていくと結構楽しめます。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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