新大工町にあるお寿司屋さんへ向かうため、中島川に沿ってぶらぶら散歩。古い石橋が連なる落ち着いた川のハズなのですが、こちらもランタンフェスティバル一色でした。
長崎市の繁華街からほぼ北東に流れる中島川は、あまりにも有名な「眼鏡橋」を含めて古い石橋が数多くかかる川。川の両岸も石垣で組まれ、さらに水辺まで降りてそのまま川に沿って歩けたり(結構濡れていたり足場が悪いので、歩く場合は自己責任で)、また飛び石伝いに川を渡れる場所があったりと、いかにも古くから手をかけられてきた様子が実感できます。
石橋の大半はいわゆる「アーチ橋」。中にはアーチ橋の雰囲気を残しつつも車が通れる様に改修(あるいは模擬)された橋もありますが、アーチがきついため人専用のままの橋も複数。
これら「アーチ」は中国(唐)の技術だそう。中でも「眼鏡橋」は、その由来である2連の石橋アーチがちょうど川幅一杯に広がって、その様子が水面にキレイに橋が映り込むことで「めがね」になっています。
ここより上流の石橋はいずれも「シングルアーチ」で、しかも流れが細くなって川底の土盛りの露出が多くなって橋全体が「水に映り込む」様が見られなくなってしまいます。またここより下流は川幅が広くなるので「2連」でも厳しくなるし、また都市部に近づき自動車の通行優先となるためかけ替えられてしまったりしているので、この「眼鏡」は構造だけでなく立地の良さも合わさってできあがった景色だと言えそうです。
ちなみに、この中島川石橋群のまわりは比較的落ち着いた雰囲気の街並みが続くはずなのですが、さすがにこの時期はここまで「ランタン」と「ランタンオブジェ」。長崎の「ランタン熱」は、すごいです。
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