夏の風物詩の一つ、風鈴市を見に川崎大師へ。氷川神社の様に「たくさんの風鈴が並ぶ涼やかな風景」を期待していたのですが、こちらは「市」。ちょっと当てが外れました。
毎年初詣で賑わう川崎大師で風鈴市があることを知り、(気持だけでも)涼を求めてツレと行ってみました。
お参り客のために専用線が敷かれる(!?)川崎大師ですが、駅からはちょっとだけ歩きます。駅前からほぼ真っすぐ東(気持南寄り)に延びる表参道を500mほど歩き、角々と右へ2回曲がって100mほど今度は仲見世通りを西へ進むと、そこが山門。つまり200mほど余計に、あるいは裏から入ることができれば本堂までなら500m以上も余計に暑い中を歩かされることになりますが(実際に表参道を歩いていると右手から境内の賑わいがすぐそこに聞こえてくる)、ショートカットルートは無さそうです。
川崎大師の名物と言えば「飴」。金太郎飴の様に細長く伸ばした飴を包丁でリズム良く叩き切る音が左右から盛大に聞こえてくる仲見世通りの先に、巨大な山門。そしてその先にある本堂との間に小さな櫓が組まれていて、そこに風鈴。
あれ、これだけ(ショボ)?と思って周りを見ると、境内左手に風鈴市の幟とテントが数基。
風鈴市は「市」なので、いう間でもなく「飾る」「見せる」「映える」ではなく「売る」が目的。従って「陽光を浴びて煌めく風鈴がキレイに並び、風に合わせて涼しげな音を一斉に響かせる」様とは縁遠く、お客さんがしっかり、じっくり選べる様に、風鈴は全てテントの下で、並ぶ高さも人の目の高さ。そこに集まる人もそれなりに多いので、写真を撮ろうにも人の頭に妨げられ、音を楽しもうにも話し声に遮られ…
並べられた風鈴は日本各地から集められた様で、見た目も音もそれぞれ異なり眺めて歩くとそれなりに楽しいけど、でもちょっと風情とは縁遠く、当てが外れてちょっとだけ残念。
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