大岡川で灯篭流しが行われることを知り、行ってきました。灯篭の列が静かに流れる様は、忘れてはいけない大事な日本の夏の風景の一つ。
子供の頃家の近くでも毎年行われていた灯篭流しは、「火を使う」「川や海を汚す」などの問題から縮小しているところも多いそう。そんな中で30年も続いているという上大岡の灯篭流し。橋4つ分、約1kmを流して全て回収する、という手間がかかるスタイルを取りながらも継続していることに、思いの強さを感じます。
スタート地点にズラリと並ぶ灯篭は、壮観というよりも荘厳。お祭り気分で騒いでいる人は一人もおらず、皆静かに灯篭の明かりを見つめながら開始を待つ様子は、やはり神事なのだなぁと感じます。
元々大岡川でも水量が少ない割には蛇行しているエリアで水草なども多く、流すのに苦労している様子も伺えましたが、それでもゆっくり、ゆっくり流れてくる灯篭の列を見て、ありきたりながらも心洗われる時間を過ごすことができました。
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