小型アクションカメラ(insta360 Go3)

カメラ

 SUP中にスナップショットやショートムービーを撮りたいと思ってinsta360 Go3を購入。カメラユニットを分離使用できる面白い機構だけど、今一つしっくり来ていません。

Go3はこんなカメラ
思ったより使い辛い
そもそもSUPはカメラに不向き?

 SUP中の写真撮影にはiPhoneを使っていますが、落とすのが怖くてライフジャケットのポケットに入れてあるので取り出すのが面倒に感じる時が多々あります。またその間意識がiPhoneへ行ってしまうので気が抜けて落水、なども懸念されます。
 なので簡単に撮れて、また面倒な時は動画やインターバル撮影で放置できるアクションカメラが欲しいなぁ、と思って物色してみました。

Go3はこんなカメラ

 アクションカメラと言えば事実上GoProとinsta360の2強状態と言って良いと思いますが、今回選んだのはinsta360 Go3。そもそも同じ
insta360のone x2を持っている、というのもありますが、それ以上に「小ささ」に惹かれて購入決定。

 Go3の特徴は一言で言うと「カメラ部分が取り外せる」こと。本体(?)と一体化した時はGoPro Heroなど普通のアクションカメラとほぼ同じ「直方体の前面にカメラ、後面に液晶モニタ」で、普通に動画や静止画が撮影可能。
 そしてカメラユニット単体でも動画や静止画が撮影可能で、また外した後も本体部分からワイヤレス接続でリモコン操作や画像確認ができる、というのが最大の特徴。
 カメラユニットは防水で、またユニット内蔵の磁石を使って胸元などに簡単に固定できるので、いかにもSUPで使うのに便利そう。

思ったより使い辛い

 というわけで、ライフジャケットの胸ポケット内にマグネットプレートを入れて、外からGo3のカメラユニットを張り付けて使ってみました。が、結構ムズイ…

 SUPは落水が避けられないため、万が一を考えると「磁石だけ」は心許ないのでケーブルを付けたくなりますが、カメラユニットにはストラップ穴などついていないためジャケット(カバー)追加が必要となり、なんか美しくない。

 ボタンを押せば動画や写真が撮れるのですが(あらかじめシングルプッシュとダブルプッシュそれぞれに機能割付をしておく)、タイムラグが結構大きく、撮影タイミングを逃しがち。

 そして最大の難点は画像データの出力。スマホまたはPCのアプリを使って書き出すのですが、なぜか3:2や4:3の様な標準的な画角に対応しておらず、せっかく元画像には映っているのに切りとられてしまって使えないケースが多発(カメラユニット単体撮影なので、被写体が中央にあるとは限らないのに)。さらにrawで撮っているのに書き出しはjpegのみ、という意味不明な仕様。

 せめて撮影タイミングを逃さない様に回しっぱなしで、と思ってもカメラユニットだけでは30分程度しかバッテリが持たず、本体接続だと撮影時間は伸びるけど防水ケースが必要となる分普通のアクションカメラより大きくなってしまい、なんか本末転倒な感じに…

そもそもSUPはカメラに不向き?

 一方でGo3のせいではない、SUP特有の課題も顕在化。

 比較的胸位置が最も動きが少なくて安定している場所と思ってカメラを取り付けたのですが、パドリングの度に腕がカメラの視界を遮ってしまうので、回しっぱなしの時はもちろん、単発撮影でもタイムラグにより腕被りが多発し、位置として不適であると判明。
 帽子につけることもできますが(ちゃんとソレ用のアタッチメントが標準添付されてます)、SUPはかなり頭が動くので、特に動画は酔いそうです(かなり強力な補正が効かせられますが、上下方向の動きが大きいのでピッチングは消せても上下平行移動は消しきれないだろうな)。

 こう考えてみると、そもそもSUPはカメラにとってはかなりハードルが高いのかもしれません。
 結局のところ360度カメラをボード前方に固定して動画撮りっぱなしがベスト(前景だけでなく自分まで撮れちゃうし)の様に思えてきて、でもだったら手持ちのone x2で良かったのか、とも。
 さて、手元に残ったGo3はどう使おう…?

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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